山名 劒岳 八ツ峰上半部
山行日 2013.10.5〜6
コースタイム 1日目
室堂9:00-剣沢キャンプ場13:00

2日目
剣沢キャンプ場4:00-長次郎雪渓5:30-五六のコル6:30/45-八ツ峰ノ頭9:00/15-長次郎ノ頭10:00-劔岳山頂10:30-剣沢キャンプ場12:30/45-室堂16:00

<感想>
週末はクライマー憧れの劒岳八ツ峰上半部のバリエーションルートへ。
10月上旬となると長次郎谷周辺には登山客の姿は全く無く、劔岳の広い岩場を独り占めしているかのようで贅沢極まりない。
険しい岩をよじ登り、切り立ったナイフエッジを恐る恐る通り、垂直な壁を懸垂下降などなど、ガンガン攻めちゃいました(笑)。

足元には、鮮やかに紅葉した池ノ平や仙人池の風景が広がり、 憧れの岩場/チンネ左稜線やクレオパトラ・ニードルも間近で見られ、興奮しっぱなしデス!
今までは見上げてばかりいた八ツ峰から、今度は見下ろすことになるとは!!
最終地点/八ツ峰ノ頭からは、劔尾根を見渡すと歓迎するかのようにブロッケン現象が!!!
クライマー最高、クライマー万歳デス。

八ツ峰ノ頭からは北方稜線を通って劔岳山頂へ。
途中ガスに覆われましたけど、特に迷いもなくスムーズに抜けられ、 その日のうちに室堂までたどり着くことも出来、1泊2日の快適な登山となりました。
剱岳は夏のイメージが強いですけど、雪渓の少なくなった秋の剱岳も新鮮で楽しいかったデス。


<長次郎谷>
まだ日の出前の暗い劔沢を下り、冷たい風が吹き荒れる長次郎谷へと入る。
クラックが無数に有り、お互い距離を取りながら慎重に歩く。
<熊ノ岩>
痩せた雪渓を避け、所々浮き出た岩場を渡り歩き、熊ノ岩に到着。
普段は雪に埋もれた熊ノ岩も10月上旬になれば、大きく顔を出している。
<X・Yのコル>
八ツ峰上半部の入口、X・Yのコル。
雪が完全に溶けて、草木がキレイに紅葉している。
<Y峰>
Y峰を登り、振り返って見た八ツ峰下半部と長次郎谷。
特にX峰が鋭く切り立ち、長次郎谷への懸垂下降は3ピッチはかかりそうな感じデス。
<池ノ平>
遠くには三ノ窓雪渓を挟んで池ノ平が見える。
今までは見上げてばかりいた八ツ峰から、今度は見下ろすことになるとは、驚きです。
<記念撮影>
Z峰辺りで、劔岳本峰をバックに記念撮影。
好天にも恵まれ、気分は最高デス。
<源次郎尾根>
長次郎谷を挟んだ隣には、キレイに紅葉した源次郎尾根T・U峰が見える。
夏場に苦労して登った苦い思い出が蘇ります(笑)。
<ナイフエッジ>
ちょいビビりながらも、ナイフエッジを通過。
確保しているとは言え、怖いデス(涙)。
<クレオパトラ・ニードル>
憧れの岩場/チンネ左稜線やクレオパトラ・ニードルも間近に見える。
クライマーあこがれの場所で、興奮しっぱなしデス。
<八ツ峰ノ頭>
八ツ峰最終地点/八ツ峰ノ頭に到着。
劔尾根を見渡すと歓迎するかのようにブロッケン現象が!!!