|
旅を終えて
|
|
中国を旅行していろいろショッキングなことが多かった。ひとつは北京市内と郊外との生活レベルの格差、貧困層との出会いです。まるで難民キャンプみたいで、予てからニュースで知ってはいたが、これほどのものとは思いませんでした。少ないなくとも20〜30年の「ひらき」はある。北京市内から約50km離れた地域でこの程度なら、さらに内陸部では貧しい生活を強いられているのだろう。
貧困から逃れるため人身売買目的の若い女性の誘拐事件が多発しているのもニュースで聞いたことがある。
また、一人っ子政策で労働力のある男の子は好まれるが、逆に女の子や障害をもつ男の子が生まれた場合は人目に付き易い道端に捨ててしまうという事件も起こっている。貧困な生活を強いられている姿を目の当たりにしたらこれらの話も何となくうなずけられる。
実際北京市内を歩いていてもストリートチルドレンを多く目にし、夜には売春の誘いも結構受けた。中学生くらいの女の子から声をかけられたのにはさすがにショッキングでした。
また、自分が日本人と知られるともう…腕を捕まれすごい勢いでした。話を少し聞いてみると、1回200元らしく1元=約13円とすると日本円で2600円の計算になり、普段日本で乗っている車のガソリン代にも満たない。
危険を犯し密入国してでも日本に入りたいという貧しい外国人の心理にうなずけられた。
|
|
|