長期GWはネパール/ポカラからアンナプルナベースキャンプ(4130m)まで5泊6日のトレッキング。
「世界の屋根」とも例えられているヒマラヤ山脈8000m級の山々を一望できるのがここの魅力的。
また、途中の山小屋を転々としながら、出会う山岳民族との触れ合うのも今回の目的のひとつ。
そのため、日本から折紙、鯉のぼり、飴玉など持参し、距離を縮める作戦。
それが功を奏し、実際に山奥の学校で、鯉のぼりについて簡単な授業を行い、良い経験ができました。
以下はそれら体験した内容の箇条書きでまとめたもの。
【コメント】
・GWであれば、ネパールは気温25〜30℃の夏に当たるため、4000mでも立山の春山登山の装備で十分。
(雨季始りでもあり、午前中は晴れ、午後は小雨というのは謙虚に現れるので、ある意味計画が立てやすい)
・山小屋の近くで畑を作り、キャベツやイモ、ネギなど育てていた。
(ネパール料理(カレー)の他にパン、麺類、ピザなど豊富で、肉料理は少なかったデス)
・山小屋で働く人たちは皆さん親切。
(料理途中のものを味見させてくれたり、いっしょに写真撮ったりと)
・山の学校からは、標高世界第10位アンナプルナ(8091m)が一望でき、羨ましい限り。
(「鯉のぼり」の授業をして、仲良くなれた)
・馬、牛、ロバなどは運搬用に飼われ、鶏は食用かなぁ?
・ススタケやぜんまい、イタドリやヨモギの山菜も採れ、煮込んで食べる。
(イタドリは毛虫並の痛さ、ヨモギは線香にするとか)
・渓流釣りはやり方を知らないそうで、誰も釣っていなかった。
(水温が冷たいのでトライしても、そんなに釣れないかも)
・お弁当という概念がネパールには無く、そのため涼しい早朝に登るのは難しい。
(自分で事前にサンドイッチなど作っていれば可能かと)
・所々犬がいて、登山客からお菓子をもらっていて、4130mまで付いてきたのにはビックリ。
・生ゴミや空き缶などが山小屋の裏側に無残にも捨てられていたのが残念。
(生ゴミは発酵させて肥料などにし、それ以外は帰路の空身の馬やロバに運ばせれば良いのでは?)
・水牛の乳を飲んだが、かなり濃ったデス。
(ノー殺菌・・・マネしないでくださいね)
・アンナプルナの入山料は$50ほど、ガイドやポーター無しであれば、2万円ほどで行けます。
(ちなみにエベレスト登頂は専用ガイドやポーターな含んで$8000〜$10000、更に成功報酬で数万ドルが支払われるとか)
【スケジュール】
1日目 ポカラ→シワイ→チョムロン(山小屋の女性と仲良く)
2日目 チョムロン→ドブァン(子供と折鶴作り)
3日目 ドブァン→マチャプチャレベースキャンプ(3650m)
4日目 マチャプチャレベースキャンプ(3650m)→アンナプルナベースキャンプ(4130m)→バンブー
5日目 バンブー→チョムロン(山の学校で授業)→シヌワ(温泉でまったり)
6日目 シヌワ→シワイ→ポカラ
ネパールの平均収入が1〜2万円/月、車はインドからの輸入がほとんどで、260%の関税がかかり、
800ccの40万円の車が104万円になりますが、ガソリンは120円/Lで日本と変わらず。
家賃は3000円/月ほどで、一軒に数人で住み、一人暮らしなどしている人はほとんどいない。
(カラオケ、ボーリング、ゲーセン、映画などの娯楽は無い)
そのため、日本では当たり前行ける病院も「大きな病気になったら家財道具一式を売り、足りなければ死ぬだけ」という話に絶句。
アジアの経済発展は著しくどの国も豊と思っていましたが、ネパールだけは異なり、
登山という観光収入がメインで、主力産業のない国での生活の難しさを痛感した旅でもありました。
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