射出成形機は主として、型締め機構・射出機構・油空圧駆動制御部・電気制御部・金型の5つからなり、模型を作製するにあたって各機構は以下のように工夫して作製しました。


1.型締め機構
型締め・型開き装置には、CKD製CMK2の複動シリンダを使用し、突出し装置にはCKD製SSDの単動シリンダを使用しました。
突出しロッドは単動シリンダのシャフトをそのまま利用でき、ラッキーでした。
2.射出機構
射出機構のフレームは、円柱ABSを加工したもので、なかのスクリューはコンクリートを加工するドリルを用い、タミヤ製遊星ギヤボックスで回転できるように工夫しました。
また、ノズルの進退をスムーズにするためリニアブッシュも取り付けてました。
3.空圧駆動制御部
型締め及び射出機構の機械的制御する空圧駆動制御部には、5ポート弁を連結したターミナルボックスCKD製4L2-4を利用、説明書はなかったので配線にやや苦戦しました(涙)。
4.電気制御部
リミットスイッチやリレーなどの電気制御にはキーエンス製のラダーKZ-40Rを使用、プログラミングとシュミレーションの繰り返しでもう大変、だから動いた時はメチャ感動しちゃいました(嬉)。
5.金型
金型はプラモデル屋で購入したプラ板で作製しました。型構造はピンゲート式のスリープレートタイプで、更にスリーブとストリッパープレートで突き出せるように、ちょっと凝ってみました(笑)。
6.コンプレッサー
全て油圧ではなくエア圧で制御するため、ホームセンターで購入した1.5馬力コンプレッサーを使用、エアーを圧縮する音がかなりうるさく近所迷惑だったかも(笑)。