シカのトロフィー作り

解体処理した後のシカの頭を利用して、シカのトロフィー作りに挑戦!
肉を取り除くには、「土に埋める」「薬品に浸ける」「熱湯で煮込む」の3通りがあり、
今回は簡単な「熱湯で煮込む」方法を選びました。
年季の入った立派な角、キレイに仕上げたいですねぇ♪


<頭の切り離し>
タン(舌)まで取り除いたら、首と頭を切り離します。

首の付け根にオノで刈るのだが、コレがなかなか難しいデス。

<アゴ外し>
アゴを外すために、ナイフで皮を剥いで、アゴ骨が見えるようにします。

そして、電ノコで関節を削ってアゴを外す作業・・・
骨の焦げ臭い匂いがかなりキツいです(涙)。
<鼻先切断>
鍋の大きさに合わせて、鼻先も電ノコで切断します。

ここでの作業は仕上がりのデザインに影響するため、慎重さが必要をされます。
<煮込み>
ようやく熱湯で煮込む作業に入ります。
まずは5時間煮込んで肉片を柔らかくし、一旦熱湯から出し、 高圧洗浄機で肉片を吹き飛ばし、工具の届かない脳内部もキレイに洗浄します。

その後再び熱湯に入れて、計10時間煮込みます。
ラーメン屋のような独特の匂いが部屋を充満して、不思議とお腹が減ります(笑)。
<消毒>
水にオキシドール500mLを加えた水溶液に約4〜5日ほど浸します。

そうすることで、骨格本来の白さが際立ち いい色に仕上がります。
<シカのトロフィー完成>
最終工程、ツノの白い部分をミガキ、白と茶色のコントラストをハッキリさせます。
そして、適当なサイズの木板に、後ろから針金で止めれば完成デス。

なかなかうまく出来上がりましたネ(自画自賛)。