アコーディオン

鍵盤がついてるから鍵盤楽器ですが、中を開けると自由に振動するリードが多数配置され、
エアーを入れて音を鳴らすため、オルガンやハーモニカと同様な構造のアコーディオン。
その構造を知りたくバラしてみた。

以下3つの構造に分類され、非常にシンプルです。
・トレブル(鍵盤、メロディを弾く)
・ベース(ベースや和音コードを弾く)
・ベローズ(蛇腹、エアーを供給する)

フリーリードの並びはハチの巣みたいで、それらすべて鍵盤と連動しているからすごい。

ちなみに、アコーディオンに似たバンドネオンは以下が異なります。
・鍵盤の形・・・アコーディオンは鍵盤式に対し、バンドネオンはボタン式。
・持ち方・・・アコーディオンの背面ベルトで腹に抱える演奏するスタイルに対し、
バンドネオンはボタン付近のベルトに手をひっかけて演奏するスタイル(座って演奏する)
・音色・・・アコーディオンの音ソフトな音色に対し、バンドネオンはシャープな音色

タンゴの巨匠アストル・ピアソラに欠かせないのがバンドネオンですね。
アルゼンチンを旅行した時によく目にしましたよ。


子供用アコーディオン

鍵盤と連動しているジョイント

ジョイントの下に空気が通る孔がある

その裏側の自由に振動するリード

トレブル、ベース、ベローズの3つの構造にされている



大人用のアコーディオンは更に鍵盤数が増え、同時にベース(左の丸ボタン)で 以下のコードを選択できる優れもの。

・対位ベース
・基本ベース
・メジャーコード
・マナイーコード
・セブンスコード
・ディミニッシュ

とは言え、演奏中はこのボタンは見えないので、運指を覚えるのも大変そうデス。


大人用のアコーディオンは更に鍵盤数が増える

コードを選択できる優れもの


アコーディオンと同様のフリーリードを持つハーモニカの構造も調べてみた
楽器はヤマハ No220(穴が22個ある)の複音ハーモニカ。
リード部分を上下2つのカバーで覆っただけのシンプル構造。
薄い真鍮板でリードを作っていて、吸ったり吐いたりして音を作る。
小学校の音楽の時間に吹きました、懐かしいですね。

最近では以下3種が主流となっている。どれも特徴があり面白いですね。

・複音ハーモニカ(上下の二つの音が微妙にズラしていて、ビブラートをかけやすくしてある)
・ブルースハーモニカ(穴が10個あるが3オクターブ出すことが出来、音が抜けているところは
吹き方でカバーし、和音ぽっくなるところが特徴)
・クロマチックハーモニカ(ボタンが付いていて、半音を上げることが出来る)



ヤマハ No220(穴が22個ある)の複音ハーモニカ

リード部分を上下2つのカバーで覆っただけのシンプル構造

薄い真鍮板でリードを作っていて、吸ったり吐いたりして音を作る