ファゴット

「束ねられた2本の木」という意味のファゴット。
天然の楓材を10年自然乾燥させたもので作られている。
ファゴットの仲間のバッソンの音の方が個人的には好きです。

リードから入った息がボーカルという細い金属の管を通り本体に入って音が鳴るのだが、本体が大きいため、
フルートのような管の抜き差しでのチューニングが出来ないため、代わりにこのボーカルの長さでチューニングする。
そのためボーカルは2種類以上所持している。

ファゴットのリードはオーボエとは異なり、水に完全に浸かるまで1分程度浸ける。
息漏れ防止のシールテープは巻かれていないが、代わりにファゴットマニュキュアやラーカーなどが塗布してある。
タンギングはリードの少し下の方を舌で触れる程度で、リードの振動利用していて、オーボエも同様である。
(シングルリードのクラリネットやサキソフォンも一般的には同様な考え)

組み立てはベルジョイント、バスジョイント、テナージョイント、ダブルジョイントそれぞれ連動キィがあり、
オーボエよりも組付けるのに神経を使います(笑)。
長くて重い楽器なので肩からベルトを巻いて支えて吹くので、体が大きい人には有利。
また親指で押す場所が多々あり、運指を覚えるのも難儀しますね。



ファゴット(タケダバスーン)

ボーカルの長さでチューニング

操作するキィが多い

「束ねられた2本の木」という意味のファゴット

ジョイント部の接続の際、連動キィが干渉しないか神経を使います

束ねられた2本の管

ベル

水にどっぷり浸けます

オーボエ(左)とファゴット(右)のリード比較

ボーカルの長さでチューニングする

演奏は難しいです