ハープ

日本で最も有名なハープ専門店「銀座十字座」。
個人レッスンでグランドハープとレバーハープを利用できるちょっと贅沢な教室を設けている。
(一般的にグランドハープを貸し出してもらえる施設は少ないからだ)

ハープには一般的に「グランドハープ(ペダルハープ)」と「レバーハープ」に分かれ、
以下にその特徴をまとめてみた。

<グランドハープ(ペダルハープ)>
・響板とネックと台座が木製で、支柱とディスクと台座が金属製で出来ている。 ・張力は1トンくらいあり、楽器の寿命は約30年と言われている。
・総重量は約40kgあり、簡単には持ち出せない。
・音が左右部分は木製のため湿気に弱く、管理がされた部屋が必要。
・響板の正面からの音が一番、音色が良い。
・ペダルは7本あり、1本のペダルを上げ下げすることで半音を変えている。
・弦は47本あり、ペダルと組み合わせて、ピアノに次いで2番目に広紺範囲の音域を弾ける。
・弦の材質はナイロン、ガット(羊などの腸)、スチールで出来ていている。 ・オーケストラ向けハープと吹奏楽向けハープがあり、吹奏楽向けは
金管楽器の音に負けないように響板が大きく作られている。
・主なメーカーは青山(日本)、 ライオン&ヒーリー(アメリカ)、 サルヴィ(イタリア)で
響板や弦が異なるため音色は異なる。
(個人的にはサルヴィの柔かい音色で好き、ライオン&ヒーリーは音色がやや硬いイメージ)

<レバーハープ>
・グランドハープより一回り小さく、楽器の上にあるレバーで上げ下げして、
 弦の長さを調整して半音を変えて演奏する(演奏中にその操作が大変)。
・メーカーによってレバー機構が異なる
・34弦で弾く曲も限られる
・総重量は約20kgあり、外に持ち出そうと思えばできる


サルヴィ(イタリア)製グランドハープ

音を響かせる響板

足元のペダルを踏むことで半音を上げ下げする

半音を上げ下げするメカニズム

ペダルと連動している駒が回転して、弦の長さを変える

弦数は最大47本

チューニングハンマーで調整

響板裏側の共鳴胴の様子

右がオーケストラ向けハープ、左が吹奏楽向けハープ)
 (吹奏楽向けは響板が大きく作られている

ライオン&ヒーリー(アメリカ)製のグランドハープ


レバーハープ

サルヴィ(イタリア)製のレバー構造

青山製のレバー構造