奈良時代に中国から雅楽の楽器として日本に伝わり、宮城道雄さんの影響でその後一般市民にも伝わった箏。
盲目の箏奏者/宮城道雄さんが作曲された「春の海」、正月に良く聞きますね。
教則本で「荒城の月」や「桜」が好きで練習していました。

お箏は絃の振動し、箏本体(桐の木)が共鳴して音が鳴る原理、その絃は13本で材質は絹糸もしくはテトロン。
楽器の各部名称は竜の体に例えられ付けられている。
爪の材質は象牙もしくはプラスチック、形状は角(生田流)と丸(山田流)があり、角が一般的。

箏を題材にしたアニメ「この音とまれ」の影響で、一時期流行りましたね。
卒業を期に男性部員1人となった箏曲部が、トラブルありながらも部員を増やして音楽にのめり込んでいく物語。
今のデジタルな世界に古典的な箏は不一致化と思いきや、その合奏する姿に引き込まれた作品でしたね。

でも、実際のところ、先に演奏する第一奏者を第二奏者が合わせていく合奏は、
テンポや間合などクラシックのような厳密でないだけに、非常に難しいです。
雅楽の延長でしょうか?


琴柱

下樋

音穴

角爪(生田流)

演奏