八ヶ岳 ジャズ フェスティバル

森に囲まれた自然溢れるステージは聞こえがイイですが、実際日影が少なくて暑くてキツかったデス(涙)。
そのため木陰に陣取る人が多く、せっかくの中央の芝生がもったいないような。
少し涼しくなった紅葉時期がいいかもしれませんねぇ。

で、肝心のジャズフェスティバルはというと、合奏と見せ場のソロがうまくかみ合ってとてもよかったデス。
個々の楽器の特徴をおさえたパートふりは、ジャズならではかと。
吹奏楽とは異なり指揮者なく、ベースのリズムセッションで、曲が成り立つため、自由度あって面白いですね。

日時:2020.08.16
場所:ハヶ岳・小淵沢 女神の森・ウィルネスガーデン
・山崎千裕 ROUTE14BAND
・AQUAPIT
・MAYA with 松尾明カルテット
・SUPER-SESSION Vo.2
・SUPER-SESSION Vo.1

ちなみにジャズの歴には以下になる。
<1800〜1900年代 大航海時代/大西洋の三角貿易>
ヨーロッパからアフリカへ布製品や武器が輸出され、その積み荷を降ろす代わりに黒人奴隷を乗せ北アメリカ(ニューオリンズ)へ。
彼らは大農園で綿花、タバコなどの低賃金労働者として扱われ、それら商品はヨーロッパに運ばれ、この三角貿易で経済が発展し産業革命へとつながった。

アメリカでは、黒人を従わせるために、白人牧師が文字の読めない黒人に宗教を教え、ブラック・ゴスペルや黒人霊歌が生まれた。
(自分たちの行いを正当化するために、宗教を利用した)

1865年の南北戦争で奴隷解放令が出せれたものの、働き口が無くて結局農場で働かざるおえない状況下で
「神」ではなく「自分)」を主にした歌/黒人のやり場のない気持ちを歌にした「ブルース」が作られた。

また白人が捨てた楽器を修理して、白人の音楽と混ざり合い「ジャズ」が生まれた。


<1920〜1933年 アメリカ禁酒法>
アメリカで禁酒法(お酒を販売NG、飲むのはOK)が施行されたが、警察が取り締まれない場所/マフィアや政治家が仕切る町の酒場でジャズが流行していった。
その場所は主に以下3か所で、この時代は黒人がジャズの主流となる。
@シカゴ・・・マフィユア王/アル・カポネの酒場でルイ・アームストロング(この素晴らしき世界 缶コーヒのCMソング)ウエスト・エンド・ブルース」)が有名になる
Aニューヨーク・・・マフィユア王「オウニー・マドゥン」がハーレム/コットンクラブに携わり、デューク・エリントン(A列車で行こう、キャラヴァン)が有名になる
Bカンザスシティ・・・政治家「トム・ペンターガスト」の酒場でカウントベーシーが有名になる


<1938年 カーネギーホールでジャズ演奏>
カーネギーホールで白人ベニーグッドマンが「シング・シング・シング」(京都橘高校吹奏楽部が演じる曲)を演奏して大ヒット。
白人もジャズを演奏するようになり、またラジオやレコードが普及で各地に広まる。
このころ第2次世界大戦が起きる。


<1939年 ブルーレコード設立>
第二次世界大戦から非難するためドイツからニューヨークに渡った青年/アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフが レコード会社「ブルーノート・レコード」を立ち上げた。


<1940〜60年 モダンジャズ(細かく分けるとビバップ、クール、ハードバップ、モードジャズなど)>
<ビバップ>
チャーリー・パーカー主流、ソロの速攻演奏が多い。

<クールジャズ(これからマイルスデビスが主流となるジャズ界が盛り上がる)>
チャーリー・パーカーにマイルスデビスが弟子入りしたが、合わなくて独立し、アンサンブル重視の新しいクールジャズを生み出す。
マイルスデビスの名盤「クールの誕生」が有名、クールジャズはジャズ奏者には分かるが、一般客には複雑すぎて不向きだった。

<ハードバップ>
コードが進行し、時折ソロを入れて、循環するスタイルになり、私たちが酒場でよく聞く曲がこの時代に作られた。
マイルスデビスの名盤「マラソンセッション」(4枚)が有名。

<モードジャズ>
コードの転回が少なくなるが、コードとソロが演奏する(説明難)。
マイルス・デイヴィスの名盤「カインドブルー」が有名。


<1950年 チェスレコード設立>
ポーランド系ユダヤ人移民のレナード・チェスとフィル・チェスの兄弟でレコード会社「チェス・レコード」を立ち上げた。


<1970年 フュージョン(クロスオーバー)>
いろんなジャンルの音楽が混じった新しい音楽。
マイルス・デイヴィスの最後の作品「ドゥー、バップ」。

<ティンパンアレーとは>
1700-1800年頃の産業革命で楽譜(リードシート)が多く印刷/販売できるようになり、その印刷機器を多く扱う
ティンパンアレー( ニューヨークの6番街28丁目にあった通りの名前)でお客に模範演奏して聞かせて売っていた。
ジョージガーシュウィンやジェロームカーンはここのピアノ演奏して、作曲をするようになり、ジャズにも広がっていった。


八ヶ岳 ジャズ フェスティバル

小淵沢 女神の森・ウィルネスガーデン

低音のサックスはいいねぇ〜

髪型が印象的でしたが、音色はもっと良かった

山崎千裕 ROUTE14BAND

会場は緑に覆われた広場

暑い中 音響の仕事は大変そう

裏方さん、ありがとう

TTシャツ ほしいなぁ

カワイらしい移動販売車

やっぱり肉だねぇ

こちらも美味そう