DTM(DAW)からオーケストラの作曲、そしてボーカロイド・初音ミクへ

DTM(Desktop Music)の中のDAW(Digital Audio Workstation)の進化で録音・編集・ミキシングなどの作業が、
容易になり、弦楽器、管楽器、打楽器などで構成されるオーケストラの作曲も可能となった。
打ち込みは大変だが、複数の楽器を録音するよりは遥かに効率的。
最近では人間では到底演奏できない曲も作られ、音楽表現の可能性が広がっている。
そんな曲作りでの有名になったのが「YOASOBI」になりますね。

DAWのソフト Studio One 4

オーケストラの作曲の様子

更に進化したのが、PC上で歌えることが出来るボーカロイド/初音ミク。クリプトン・フューチャーが開発したもので、
自分が作詞作曲した歌が、ユーチューブを介して全世界に発信できるところがすごい。

ボーカロイド/初音ミク

そのボーカロイドで作った歌は速くて複雑な曲が多く、かなりの歌唱力が必要で、それを人間が歌うことで有名になったのが、「Ado」になる。
インパクトある曲をTikTokなどでバズるには、数秒の中で歌の良さ/サビなどを表現しなければならず、冒頭辺りにサビが集まり、曲の展開スピードも速くなってしまうのが特徴。
衝撃的だったのは初音ミクとコラボしたライブの舞台構成、 アニメブームも相まってワールドツアーまで発展するほど勢いがある。

ボーカロイドの作曲の様子

昭和の曲から比べたら、行き急いでいるかのような曲に受け止められがちではあるが。
とは言え、PCでオペラのように歌えるようになったら、更にAIがそれらを全て賄うようになったら、音楽家の存在意義が・・・・そんな日が来るのは遠くないですね。