笙(しょう)の演奏

題目:「雅楽はすごい」レクチャーコンサート
日時:2022.06.07
場所:石川県立音楽堂
曲目:平調=秋 陪臚

雅楽の概念「管絃音義」の説明があり、音楽を演奏する前に楽器の音調を試みる音取(ねとり)をはじめ
最後には「平調=秋 陪臚」の篳篥(ひちりき)、竜笛、 笙によるコンサートが行われた。

雅楽には四季の音があり、春夏秋冬でメロデーが変わる不思議な音楽で、
管弦、謡物、舞楽に分けられ、その中の管弦は管楽器、絃楽器、打楽器の以下楽器を用いて16名で演奏される。
管楽器(篳篥(ひちりき)、竜笛、 笙)・・・各3名
絃楽器(筝(そう)琵琶(びわ))・・・各2名
打楽器(鞨鼓(かっこ)太鼓(たいこ)鉦鼓(しょうこ))・・・各1名

<雅楽が出来るまでの歴史>
・シルクロードからいろんな音楽が伝わるがやや過多していたため、日本独自の様式の音楽にするように
平安時代に天皇から指示される。

・150年かかって雅楽が完成し、異国文化/音楽輸入を防ぐため遣唐使を廃止される(菅原道真)。

・雅楽演奏が宮廷を中心に、寺院や神社でも行われるようになる。
(この頃、ヨーロッパはルネッサンス時代/教会音楽の時代で、またオーケストラは出来上がっていないので、
 雅楽が世界最古のオーケストラになる)

宮内庁式部職楽部が明治時代に創設され、今に至る。



「雅楽はすごい」レクチャーコンサート