フランス旅行の目的は、自分が描いているCGがどのくらいのものなのか確認するためです。 偉そうな言い方かもしれませんが、小さい頃から絵を描くのが好きで、ある程度の自信はありました。しかし、そんな勢いもいろんな油絵を目の当たりした時、それは打ちのめされました。

特にオルセー美術館に展示されていたドラクロウの「ライオン狩り」、ゴッホやモネ、ルノアールなどの有名な画家のどの絵よりも衝撃を受けました。言葉にできない、こみ上げるものがありました。他の人だったら単なる子供の落書のように思えるかもしれません。現に自分もそう思っていた頃があったから…

CGは水彩画や油絵などの技法を学ばなくてもクイック1つで手軽に表現でき、素人が新しい世界観を体験できる便利なものです。それゆえに、自分は自負していたかもしれません。油絵は重ね塗りしてこそ味が出て、1つの作品を完成させるのに数ヶ月、もしくは数年かける人がいます。そしてその作品は濃厚で深みがあります。

自分がこれから描くCGは、インパクトはあっても油絵のように感動あるのもなのかと言うと正直難しいかも。でも、少なくとも自分が納得できる油絵を超えるCGを拘ってこれからも描きたい。。