少し予算をオーバーしたけれど、バイクをレンタルしてオアフ島を1周して来た。大型バイクに跨がり、ノーヘルで体全体に浜風を感じながら奇麗な海岸線を激走するというのが、予てからの願いだったのでちょいと無理をしてしまった。

しかし、海外でツーリングするというのは思っていた以上に苦労した。 まず、バイクをレンタルする際、店員と英語でのやり取り。
これにはまいった。言いたい事がうまく伝わらないのだ。 約10分ほどの挌闘の末、ようやくバイクに乗ることができた時には、ホッとした。

その後、奇麗な海岸線を走っていたら今度は燃料が…。 近くのガソリンスタンドに入ったのはいいが、給油は全てセルフサービスだったため、どうしていいのか全く分からなかった。
辺りを見渡しても日本人はいない。仕方なく給油していた外国人に教えてもらい、給油することになったが、当然この時も英語。

けど、この時にはヒヤリングにも慣れてきたせいか、それほど苦戦することもなく給油することができた。
島を半周したあたりで映画「マディソングの橋」に登場したような橋に出くわした。

そこでは、釣りをしている現地の少年がいた。
それをしばらく眺めていると、釣り好きの僕はいてもたっても要られなくなり、雑貨屋に駆け込み約7ドルで針と餌を買って釣りを始めた。
竿はその辺に転がっていたちょうどよい木の棒を、糸も落ちていたのを拾って使った。けど、約1時間で釣れたのはカニ一匹、トホホ…。

まぁ、それでも海外の交通ルールを適当な雑誌で5分ほど勉強して、バイクでオアフ島を一周するという無謀な旅も、無事に済んでよかった。