早朝ケアンズ駅から約35km離れたキュランダ高原へ向かう列車に乗り込む。

1882年 例年以上に降り続いた雨に伴い洪水が起き、ハーバートンという町への食料供給ができなくなり、 そこで働いてた鉱夫達が飢餓寸前まで陥る事態になったことがきっかけで、 通年利用できる交通手段/キュランダ高原列車が作られたとか。
ディーゼル機関車で牽引する長い列車、それが今なお現役で動いているというのだから驚き。

木造客車の車内はレトロではあるが、それが情緒あってのんびり旅には打って付けだ。
山肌から流れ落ちる滝の横を通った時の水しぶきが気持ちいい!
手を伸ばせば届きそうな。

また青々とした海・緑いっぱいの平原・なだらかな山々など風景もとても素晴らしい、まさにNHK「世界の車窓から」をリアルタイムで見ている感じだ。
途中のバロンフォール駅に到着、ここで10分ほど停車。

熱帯樹林帯のど真ん中、列車から降りて周辺を散策。
看板をよじ登るカマキリ、とても大きい!

日本の1.5倍はあるかなぁ。
そして高原列車の目玉のひとつキュランダ最大のバロン滝。

前日の雨で水量は増していて激しい勢いで流れて落ちていた。
しばらくして汽笛が鳴り、再び電車に乗り込む。

そして、すばらしい景色を眺めながら列車は更に高度を上げて行く。
ケアンズ駅を出発してから約2時間、終点のキュランダ駅に到着。

キュランダはかつて木材を運ぶ拠点として栄え、今はマーケットや動物園などあり、 グレートバリアリーフなどと並んでの観光スポットのひとつ。
まずは様々な種類の鳥が飛び交う「バードワールド」へ。

ハウス内に鳥が放たれ、その中で自由に触れ合うことが出来る個性ある動物園。
歩いていると鳥が背中に飛び乗ってきた。

どうやら俺のユックがお気に入りらしい(笑)。
木の実の硬い皮を器用に剥いて食べるアカオクロオウム(Red-tailed Black-Cockatoo)

こんな大きな鳥が腕に乗ってきた時には、ちょっとビックリした。