魚を使った洋食を作るようになってから本場の味を知りたくなり、 年末年始はちょいとイタリア/ヴェネツィアとローマへ
もちろん釣りを交えてのふらり旅です。
地中海/アドリア海やティレニア海の美味しい魚を求めて♪

地中海は陸に囲まれていて日本の黒潮のような激しい海流はないが、海水の塩濃度差や 温度差による緩やかな海流がある。
そのためかイタリアの魚市場では、スズキ、クロダイ、イワシ、ヒラメ、イカ、タコ、カニ、 エビなどの小中型魚類が並び、貝類ではアサリ、ホタテ、ムールなどが豊富でした。
また、うれしいことに野菜や果物、肉類の市場も隣接していて、一連の新鮮な食材がズラリと♪

せっかくなので、朝食と夕食はこの市場で購入した食材で自炊。
宿泊したゲストハウスは、料理する上での家電や食器も充実していて、 シーフードパスタ、シタビラメのトマト煮、イワシのマリネなど手作り、まったりした日々を過ごすことが出来た♪

昼食は舌平目のムニエルやスズキのグリルなどをレストランで堪能。
特に臭みのあるスズキをハーブであっさりした味わいに仕上っていたのにはビックリ やっぱり本場は違いますねぇ?

で、肝心の釣果は・・・
釣具を担いでの釣人から、白ワインやオリーブオイルをリュックに入れての 料理人に成りつつあります。

追伸
ローマではカトリック教会の総本山/ヴァティカン市国で、今年の大漁祈願してきました(笑)
今年は大物釣れるかぁ?


料理についてちょっとウンチク。
世界三大料理は、フランス料理、中華料理、トルコ料理のことで主な特徴は以下のとおり。

フランス料理は、生クリームとバターを良く使うこってり系で、それに比べイタリア料理は、オリーブオイルとトマトを良く使うアッサリ系。
スペイン料理及び北欧料理は魚介を多く使い、ドイツ料理は肉を良く使う。
どれも隣国なため、調理技術そのものは似てる事多く、日本に例えると関東風や関西風というように郷土料理の違いはある。

中華料理は、主に四川・広東・上海に分けられ、各々の特長は以下のようなものになる。
@四川…香辛料の効いた辛い料理
@広東…「飛ぶものは飛行機以外、四つ足は机以外、泳ぐものは潜水艦以外」なんでも食材に
@上海…郷土性もった料理
どれも、スピードと火力と鍋捌きが魅力的な調理方ですね。でも実際は油分が多くてかなりキツイです。

トルコ料理の特徴はイスラム教国であるため、豚肉を食べることは許されない。
主に羊や鶏肉を用い、主食はパンや米をピラフにして食べ、欠かせないものはヨーグルト。
また、調理法がとにかく多く、なすを使った料理だけで300種類以上もあるとか。
未知の料理のイメージが強いです。

上記国々と比較して日本料理の特徴は、素材の持ち味を生かす繊細な料理。
和食の基本は包丁捌きや煮る、焼く、蒸すなどで、他国と比べると「オールマイティーな料理人」といった方が分かりやすい。
寿司、天ぷら、うなぎ、すっぽん、ふぐ、蕎麦職人と、魚料理に至ってはどの国よりも優れている。