レスキュー講習会(ビーコン捜索と救助訓練)

<日時&場所>
2017/03/26 登山研修所
冨山県山岳連盟主催のレスキュー講習会(ビーコン捜索と救助訓練)

<メンバー>
富山県内の山岳会員

<コメント>
・2次雪崩を見張るリーダー、ビーコン捜索する人、プロープを刺す人など手分けして行う。
・リーダーは動かず、ビーコン捜索する人、プロープを刺す人を見守り、危険な場合は指示を出す。
・ビーコン捜索する人は、反応距離が近づいたら腰を落として低い姿勢で捜索し、最後は十字操作(クロスパターン)を行い「0」mになったポイントを探す。
・プロープを刺す人は、一列に並び、右・左・前の3点を刺し、その後1歩進んで再び同じ作業を行い、埋没者を探し出す。
(プローブで人間と岩とを刺し比べ、事前にその感覚を身に着けておくとよい)
・ビーコンは入山前に作動確認を行い、また捜索する際は必ず全員がSOSモードからSEARCHモードに切り替える。
・電波障害となるスマートフォン、ラジオ、GPSはOFFにする。
・高圧電線、発電施設、スキーリフトから近いと電波干渉するので注意する。
・救助したら低体温症に陥らないようシュラフ・マット・ザック・ツェルトなどで包む。
・ペットボトルなどにお湯を入れて湯たんぽを作り、救助者の首・両脇・股などに挟んで温める。
・搬送する際は、スリングで足や腕が動かないように手錠結びをしてから、ツェルトで包む。
・引き上げは滑車の原理を利用、引き下ろす時は半マストを利用して、対応する。
・八の字結びではなくラビット結びをすることで、道具の数は減らせ時間短縮もできる。
・スリング、カラビナ、テープなど汎用性が高いので、どんな登山の場合でも持参する。