試練と憧れの剱岳 ぐるりっと |
【日時&場所】
2018/06/02-03
馬場島〜池ノ谷左俣〜三ノ窓〜北方稜線〜剣岳〜早月尾根〜馬場島
【コースタイム】
1日目
5:00 馬場島
11:00 池ノ谷二股
14:00 三ノ窓(ビバーク)
2日目
5:00三ノ窓
6:00池ノ谷乗越
7:30剱岳
10:00早月小屋(30分ほどまったり)
14:30 馬場島
【コメント】
残雪期が一番登り易い「池ノ谷左俣〜北方稜線〜早月尾根」の周回コースへ。
主峰/剣岳に隣接する池ノ谷左俣は岩壁が一際高く、大窓や小窓よりも迫力があり、
ガスがかかれば異様な光景を醸し出すところが魅力的。
また、この時期 白萩川取水口は高巻き必要だが、それ以外はほとんど直登でき、
短時間でアクセスできるのがうれしいところ。
夏場は厄介な池ノ谷ガリーも残雪がびっしりと埋まり、雪の締まった早朝であればダブルバイルでサクサクと登れる。
池ノ谷乗越から長次郎のコルまでは所々に痩せた雪庇はあるものの、大部分は雪原で歩きやすく、
夏場の不安定な岩場連続の北方稜線とはとても思えないほど。
剱岳山頂から早月尾根の下りの方が余程神経を使いますね。
雪が緩んでくる時間帯に通るため、アイゼンやバイルが効き難く、一度滑ると止まり難いからだ(涙)。
少し気を張りなら降り、閉鎖中の早月小屋で休憩していたら、伝説のYドクターが目の前を通過。
1日で「馬場島〜小窓〜北方稜線〜剣岳〜馬場島」を抜けてきたとか、どんだけ速いんだよ(爆)。
今季 山で見かけたのは3月の北ノ俣岳に続き2回目。
登るルートとその時期が似てきたのは、私も変態に近づいている証拠でしょうか(笑)
ともあれ、誰もいない静かな三ノ窓で夜景を眺めながらまったり出来て、充実した登山でした。
なお、この三ノ窓には2人ほど入れる小さな洞穴があり、今回もこの中に寝袋を広げてビバーク。
重いテントを担がなくて済み、北方稜線の中間点地点である三ノ窓を起点にすれば、
いろんなルートを楽しめるためココはお勧めですよ。
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