昨年から計画していた岐阜県/金木戸川支流小倉谷 沢登り。
いつものように第1ゲートはバイクで隙間を通り抜け、第2ゲートへ進む。
第2ゲートは案の定バイクで通り抜けることが出来ず、やむをえずバイクから降り徒歩で林道を歩くことに。
約2.5時間の登りのため、涼しい早朝を狙って良かった。
途中枝沢の横を通るが、素晴らしい大滝ばかりで既にスケールが半端じゃない。
一般の沢登りであったら核心部に相当するほど、恐るべし金木戸川(嬉)。
途中林道のど真ん中に熊のフンも発見・・・メチャ恐るべし金木戸川(涙)。
のんびり歩き小倉谷出合に到着、入渓のためには双六谷本谷を渡らなければならないが、早朝でメチャ冷たい中でのいきなり泳ぎ(涙)。
前夜の雨でやや水量が多く流れも速いように見える・・・But悩んでも仕方ない!
覚悟を決め思い切って飛び込むがやはり流されてしまう・・・それでも必死に泳ぎ続けなんとか対岸へ。
体自体ビックリしてしばらくの間は呼吸が正常に出来ず、沢登りする前からかなり疲れてしまった(爆)。
日差しが当たる場所で冷えた体を温め、気を取り直し沢登り開始。
抜群の透明度に意気も上がり、先へ順当に進む。
最初の4m斜瀑は赤木沢を彷彿させるような綺麗な滝、
そして第1核心部トユ状10m大滝は今まで見たことない大きくて深い釜、奥黒部に匹敵する!遙々登ってきた甲斐がありました♪
ここで一服し先に進むか考える。
標高1470mのキャンプ可能な場所までは、まだ時間に余裕あるが台風7号の行方が気になる・・・
ここでもし雨が降って引き返すことになると、早朝泳ぎ渡った双六谷本谷を越えて下山することが出来なくなる恐れ有り・・・
悩んだ末、安全をとって下山することに(涙)。
沢登りのビバークは通常登山以上に慎重を要しますね。
エリア
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岐阜県/奥飛騨
沢名
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岐阜県/金木戸川支流小倉谷
山行日
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2008.07.19
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コースタイム
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第1ゲート→第2ゲート(6:00)→林道→小倉谷出合(8:30/45)→4m斜瀑→トユ状10m大滝(9:30/10:00)→下山/第2ゲート(15:00)
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コメント
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・第1ゲートはバイクで隙間を通り抜けできますが、第2ゲートは頑丈に覆われていて無理です。
・第2ゲートから小倉谷出合までに約2時間ほどの登り、気温の低い早朝歩きが楽かと。
(途中にある枝沢/滝などでも十分迫力あって楽しめます)
・7月中旬の小倉谷出合は依然水量が多く、泳ぎで対岸渡りすることになります。
(流れが速いだけでなく、水温も低いためかなり体にこたえます)
(空身で泳ぎ渡って後から荷物をロープで引き戻すのが良いかと)
・台風が近づいてきていたため、今回はトユ状10m大滝で下山。
・小倉谷完全遡行するには2泊3日かかるため、安定した天候が続く連休を選んだ方が良いですね。
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参考資料
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・アルプスの沢 (白山書房)
・北アルプスの渓を釣る(山と渓谷)
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概略ルート図
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小倉谷出合、いきなりの泳ぎ(涙)。
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最初の4m斜瀑、赤木沢を彷彿させるような綺麗な滝
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第1核心部トユ状10m大滝で記念撮影
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今まで見たことない大きくて深い釜
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奥黒部に匹敵する!遙々登ってきた甲斐があった♪
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