山名 大窓
山行日 2014.09.13〜14
コースタイム 馬場島11:00-雷岩13:00-高台14:00
高台6:30-西仙人谷出合8:30-道に迷って藪こぎ−大窓11:30-馬場島18:00

<感想>
北方稜線を偵察するため、大窓へ。
馬場島〜白萩川〜大窓の往復12時間かかる場所を、テント泊して行ってきました。

雷岩から2時間登ったところの沢の高台で野営。
雨が降らないか緊張していたけど、疲れがたまってていつの間にか爆睡・・・

翌日は寝坊しAM6:00に起きて、大窓を目指す。
途中崩れかけた雪渓近くを通るので緊張します。
東仙人谷出合の滝、西仙人谷出合の滝を通過し、中仙人谷へ。
中仙人谷は遠くからだと急なガレ場に見えますが、実際はけっこう登りやすかった。
途中ガスって道に迷い、2時間ほど藪こぎ・・・メインの枯れ沢が正しい道でした(涙)

大岩に大窓への目印が書かれていて、そこからは再び林の中に入ると、踏跡がしっかり残っていた。
途中モリブデンを運んだ鉄塔跡もあり、1時間ほどで大窓に到着。
大窓を見守るお地蔵様に迎えられ、また大窓雪渓や北方稜線と絶景が広がり、来た甲斐がありました。
北方稜線は大窓〜大窓の頭〜池平山〜小窓〜劔岳と続くのだが、大窓の頭と池平山の間がロープないと通れない危険な場所。
偵察してみたかったが時間切れ・・・

大窓雪渓を下り、小黒部沢を登り返し、池の平小屋を行くルートもありますが、距離はかなりありますね。
なお、大窓ではビバークする場所は2箇所、お地蔵様の前と、近くの石版の裏側にありました。
次回は山スキーで来てみたいものですね。


<白萩川/最終堰堤>
馬場島から白萩川/最終堰堤をのんびりと歩く。

テント担いでいるため、普段よりも足も少し重いです。
<池ノ谷出合い>
不気味な存在の池ノ谷出合いに到着。

雷岩も素通りして、上を目指します。
<テント泊>
雷岩から2時間登ったところの沢の高台で野営

設営後は釣りをするのも不発・・・
<夕食>
で、夕食は暖かいおでん。

沢の夜は寒いので、コレは必需品ですね。
<翌朝、大窓目指す>
爆睡してしまい、AM6:00に起床。

途中崩れかけた雪渓近くを通るので緊張します。
<東仙人谷出合の滝>
東仙人谷出合の滝に到着。

水しぶきが心地良いデス。
<西仙人谷出合の滝>
西仙人谷出合の滝に到着。

ここで水分補給。
<中仙人谷>
沢の水量が少なくなった中仙人谷を上り詰めます。

遠くからだと急なガレ場に見えますが、実際はけっこう登りやすかった。
<ガスって・・・>
途中ガスって道に迷い、2時間ほど藪こぎ・・・
20m先で熊にも遭遇し、猛ダッシュで逃げて、ヘトヘト・・・

メインの枯れ沢が正しい道でした(涙)
<大きな目印>
何とかメインの沢に出て、再び大窓を目指す。

すると、大きな岩に書かれた目印に到着。
<山頂の風景>
時よりガスの切れ間から山頂の風景が見える。

あともう少しです。
<鉱山跡>
途中モリブデンを運んだ鉄塔跡もありました。

崩れず今でもしっかり残っているところがすごいです。
<大窓到着>
林の中に入ってから1時間ほどで大窓に到着。

途中野いちごやブルーベリーなどつまみながら。
<大窓雪渓>
真下には大窓雪渓が広がっていて、スキーで滑ったら楽しそうです。

大窓雪渓を下り、小黒部沢を登り返し、池の平小屋を行くルートもありますが、距離はかなりありますね。
<お地蔵様>
大窓を見守っているお地蔵様。

無事にここまでこれて感謝です。
<赤ハゲ、白ハゲ方面>
赤谷山〜白萩山〜赤ハゲ〜白ハゲと続く稜線。

踏む跡が少なく迷いやすいルートです。!
<大窓ノ頭、池平山方面>
大窓ノ頭〜池平山〜小窓と続く稜線。

池平山手前でロープないと通れない危険な場所があり、クライマールートです。
<下山>
大窓の頭まで行きたかったけど時間切れで下山。

好天にしか行けない大窓だけに、残念です。
<振り返って>
振り返ってみた、ガスの切れ間から覗く大窓。

晴れればすごくキレイで魅力的な沢、また行きたいですね。