刀利ダムより上の林道は通行止めでしたが、こっそり入って小矢部川上流を目指す。
「瀬戸の長静峡」の看板があったが沢へ降られそうな場所が見当たらない…
渓谷出口の堰堤前にようやく降りられそうな場所があり、沢下りになるが早速入渓。

はじめ広い川原が続くが先に進むにつれて徐々に川幅が狭まり、流れも速くなっていった。
足をすくわれまいとゆっくり進むが、ゴルジュ奥深く入るにつれて薄暗く視界も狭まり気が焦ってしまう。
そんな時8m大滝に出くわし、気分を落ち着かせるためココで一服。
とんでもないところに来たなぁとやや後悔(爆)。

その後も勢い増す水流に流されまいと、岩壁に手をかけながら川端を慎重に進む。
そして待ちに待った「瀬戸の長静峡」の核心部/ゴルジュ(川幅3m、長さ20m)に到達。
But足をかける場所も無く飛び込む、が… 足が全く届かない!!!
ザックを背に浮き袋代わりで流され、何とか浅瀬にたどり着く。
深さは3mはありますね、沢下りで本当に良かった、登りだったら通過出来なかったであろう(爆)。

核心部を抜けしばらくしたら川幅が広がり、川原で遅い昼食をとって一服/遡行終了。
最後はGPSで位置を確認し、標高差80mの崖を登って林道へと戻った。
短時間であるが久しぶりに緊張が続き、疲れました。 <

エリア 富山県/福光  
沢名 小矢部川 / 瀬戸の長静峡 沢下り 
山行日 2008.07.16
コースタイム 堰堤前(11:00)→瀬戸の長静峡(大滝、ゴルジュなど有り)→川原(12:30/45)→林道(13:00)
コメント ・刀利ダムからブナオ峠へ向かう林道は現在通行止め、しかしバリケードをズラせば簡単に通過できます。
・沢登りの場合、「瀬戸の長静峡」の看板が林道沿いにあり、そこから100mほど戻ったところが沢の入口。
  (しかし降り口はかなりの傾斜があり、ロープを用いるのが安全かと思います)
・沢下りの場合、「瀬戸の長静峡」の看板から更に林道を登ったところに川へ降りられる場所があります。
  (大きな堰堤前にから沢下りになります)
・沢の中間部ゴルジュは流れが相当速いので十分注意を。
 (足元すくわれないように岸壁にへつりながら進むのが良いかと)
・「瀬戸の長静峡」出口は2m以上の深さで流れも速く、泳ぎ下ることになります。
 (登りの場合は、空身で泳いで岩に這い上がり、その後ロープで荷物を引き上げる方が良いかと)
参考資料 ・山岳渓流 北陸編(つり人社)
・さゎわらし(遊谷倶楽部沢童子)


概略ルート図


いざ 沢下り開始!

徐々に川幅が狭くなる
流れも速くなっていった

8mの大滝、出現♪

ゴルジュ突入
足がすくわれそう

S字狭が続く
瀬戸の長静峡の出口

無事に突破、ふぅ〜。