ルート概略図

移動距離と標高差

エリア 富山県 立山町
山名 立山/雷鳥沢 標高差約450m
山行日 2008.04.26
コースタイム 室堂(8:00)→室堂乗越2390m(10:30/45)→奥大日岳手前(11:15/30)→剣御前小舎2750m(14:15/30)→雷鳥沢→雷鳥沢ヒュッテ2300m(15:00)
コメント ・室堂から室堂乗越へ行くには、まず一ノ越方面に向かい、室堂小屋横から浄土川に沿って雷鳥平の天場へ滑り込み、そこから登るのが早いです。
 ( 室堂から雷鳥沢へ直接向かうとUP/DOWNが多く、観光客が歩いた凹凸跡で滑り難いです)
・室堂乗越からは剣岳&毛勝山、奥大日岳&富山平野などが一望できて気持ちいいです。
・風向きによっては火山ガス/硫化ガスが鼻をさします。
・室堂乗越から奥大日岳手前まで行くと弥陀ヶ原までのアルペンルート全体が見渡せる、オススメ!
 (ただし、途中の鋭い雪庇の横を通る際は慎重に)
・室堂乗越から剣御前小舎へは400mほどの標高差があり、かなりの急斜面。
 (ピッケル/アイゼン装備していないと滑落したら止まりません。また所々岩が出ているため危険です)
・室堂平全景を見下ろしながら解放的な滑りが楽しめます♪
・雷鳥沢の沢床を滑った際に雪崩が起きて犠牲者が出たことがあり、極力避けた方が良いかと。
・1泊するなら雷鳥沢ヒュッテがお勧め、温泉&卓球台あり♪
・雷鳥沢の天場付近にはハイマツ帯が多く、運がよければ雷鳥に出くわすことも。
・室堂への帰りは、雷鳥沢ヒュッテからTバーリフトを使った方が楽です(1回200円)
参考資料 ・山スキールートガイド99 (本の泉社)

先週の浄土山スキー続き、2週連続立山へ(爆)。今回目指すは雷鳥沢!
室堂から一ノ越方面に向かい、室堂小屋横から浄土川に沿って雷鳥沢の天場へ滑り込む。 その後シールに装備を替え、室堂乗越へと登った。
午後から天候が崩れる予報と心配な船出ではあったが、 時よりガスの切れ間から雪にすっぽり覆われた雄山や解放的できれいな曲線を描いた雷鳥沢が見えて気合が増した。

室堂乗越からは剣岳や毛勝山も見られ感無量、いやぁ〜来て良かった♪ その後一路奥大日岳を目指して稜線歩きに。
時折鋭い雪庇の横を慎重に抜け、アルペンルートが一望できるところで一休み。 その後無理せず引き返し剣御前小舎向けてシール登行、上部ではかなりの急斜面でけっこう時間がかかってしまい、 また予報どおり天候も崩れはじめ視界もだんだん悪くなっていった。
どうせ1泊するなら温泉のある宿がいいなぁと思い、雷鳥沢を一挙に滑降して雷鳥沢ヒュッテへ。 雷鳥沢は広くて解放的な斜面と滑りやすかったが、沢底をクロスした際はちょっと緊張した。 上部の雪質は良かった一方、下部の雪質はサーベット状になっていて、ほとんど惰性で降りたった。

途中「ゲロゲロ」泣き声がしてカエルかな?そんなわけがないと確かめたくその方向へ足を運ぶと雷鳥が!それも揃いのツガイで!! 視界が悪くなり気が緩んで出てきたのかなぁ、真っ白な羽を覆った雷鳥を見るのは初めてて感激♪
途中天候崩れて残念だったけど、代わりに雷鳥のツガイに会えて満足の1日でした。


天場から見上げた雷鳥沢、そそられそうな芸術的な沢だ!

室堂乗越から見た奥大日岳
室堂乗越から見た浄土山

どっしりと構える雄山

1度は登ってみたい毛勝山

鋭く切り立った剣岳

称名川を挟んでアルペンルートも一望でき感無量♪

湯煙上がる地獄谷目指していざ滑降♪
だが視界が悪くて滑降もスピートダウン(涙)

下部はサーベット状で惰性で天場へ(涙)
雷鳥のツガイに遭遇、すごくきれい♪