ルート概略図

移動距離と標高差

エリア 新潟県 県境
山名 白鳥山 1286.9m
山行日 2008.04.06
コースタイム 上路(6:00)→坂田峠→山姥ノ洞/登山口(8:00/15)→白鳥山山頂(11:00/12:00)→上路(14:00)
コメント ・山頂から朝日岳&初雪山、遠くには剣岳までも、また振り返れば日本海が一望できるルート。
・登りだけで約5時間はかかるため、前泊し早朝出発が良いかと。
・1月〜3月上旬頃は上路の神社前から北西尾根へと登るルートがオススメ。
 (ただし長い稜線歩きが続くため、強風にさらされツライ)。
・4月上旬以降は上路から車で登れるところまで行き、その後は一般舗装林道に沿って登るのがオススメ。
・坂田峠〜山姥ノ洞/登山口の間は山陰となり、溶けない雪で崖となっているためアイゼンは必需品。
・標高の低い山だが4月上旬でも2000m級の積雪量、日本海から吹く冷たい浜風が独特の地形を保っている。
・山頂小屋は無人ではあるが設備が充実している。
・帰りは来たルートをそのまま滑降するもののピンポイントで林道に戻るのはやや難しい。
 (視界が悪い場合は下山も危ういかも)
・お風呂は「朝日さざ波温泉 地中海」がオススメ、海が一望でき列車の行来も眺められる
・登山後の名物「たら汁」は美味しいです!
参考資料 ・山スキールートガイド99 (本の泉社)

冬季白鳥山は約5時間という長い稜線登行があり、それを考えると今までかなり気持ちが鈍ったが、4月にもなれば雪がある程度溶けて車で高度をかせげるのではと思い今回決行した。 But 上路の林道を車で登れるとこまで行ったものの所々アスファルトが出ていたため、結局スキー板を担いで登るハメに(涙)
気を取り直し舗装林道を素直に通って高度を上げるものの、坂田峠以降はほとんど山陰になっていて依然溶けない雪で崖のようにとなっていた(涙×2)。 滑落しないようアイゼン装備し慎重に通過、今度はちょっと雪が多すぎだよ〜ってツッコミ入れたい! で夏場の登山口にたどり着いたのは出発から2時間後・・・結局想定外の時間がかかってしまった(涙×3)。

この先は道なき道をひたすらシール登行、900m辺りからは景色が開け、そこでは想像以上の絶景が出迎えてくれた。 見渡す限り白銀の広い高原で青森県/八甲田山を彷彿させるかのような、振り返れば青々とした日本海が広がり山形県/鳥海山からみた光景にヒケをとらないほど。 これだから山スキーはたまらない!!! 雪解けの沢で乾いた喉を潤したり、遠くでかけるカモシカを眺めたりと登山をしばし堪能。 そして時間も忘れのんびりシール登行、山頂小屋にたどり着いたのは登り始めてから約5時間半、長い距離だったが楽しみながら登ることが出来た。
山頂では正面に朝日岳&初雪山、奥には剣岳と途中見てきた景色以上の絶景が更に待っていた。 標高1286.9mとそれほど高くない白鳥山だが、前評判が良いだけのことはある。 4月上旬で予想以上の積雪量にも驚かされた、日本海からの冷たい浜風がそれを守っているのだろうか?

山頂小屋で昼食をとって一服してから下山、帰りは来たルートをそのまま滑降、ピンポイントで林道に戻るのはやや難しいかった。 視界が悪い場合は下山も危ういかも、それを考えると雪山はやっぱり危険と隣り合わせだなぁと改めて実感。 北西尾根の往復が主流だが、強風にさらされるというディメリットを考慮すると、今回通ったルートが妥当かなぁ。 ともあれ終始晴天に恵まれ、心地よい1日だった。


途中までスキーを担いで登る
沢が顔を出していた

900m辺りからは景色が開けてきた

山頂の山小屋が見えてきた、あともう少し

スキーヤーが登って来た
かんじきパーティーも続々と

豪快な白銀の世界、これだから山スキーは病み付きになる!!!

山頂小屋に到着、疲れたよ〜
大きなクラック、怖い〜

絶景をバックに記念撮影♪

正面に初雪山、奥には剣岳♪