ルート概略図

移動距離と標高差

エリア 富山県 上市町
山名 剣岳/剣沢
山行日 2008.05.17〜18
コースタイム 5/17 室堂(9:00)→雷鳥沢→剣御前小屋2750m(12:00/15)→剣沢中間部1900m(13:00)→剣沢小屋(17:00)
5/18 剣沢小屋(7:30)→剣御前岳2777m(8:30/45)→ 剣御前小屋2750m(9:00/15)→雷鳥沢→室堂(12:00)
コメント ・室堂から室堂乗越へ行くには、まず一ノ越方面に向かい、室堂小屋横から浄土川に沿って雷鳥平の天場へ滑り込み、そこから登るのが早いです。
 ( 室堂から雷鳥沢へ直接向かうとUP/DOWNが多く、観光客が歩いた凹凸跡で滑り難いです)。
・5月中旬にもなると雪質はザラメでシール登行でもズリ滑ってばかり、ツボ足の方が早いかも(爆)。
・雷鳥沢を2/3ほど登った後の剣御前小屋までの稜線歩きはかなり険しい、立山川に落ちないように注意を。
・剣沢源頭は広々していてデブリもほとんど無く、とても滑りやすい。
・剣岳直下になると雪崩も多く、通り過ぎる際は慎重に。
・先の見えない奥深いカーブを描く剣沢は最高!!!
・剣沢の下部はデブリが多く、快適な滑降とは言えない…
・剣沢の登り返しはけっこう長くてキツい。標高差約1000m/約5時間はかかるのでほどほどに。
・剣沢小屋から剣御前小屋への帰路、時間に余裕があるのなら剣御前岳を登ると良い。
 (剣岳&毛勝山をはじめ、奥大日岳やその足元の立山川を見下ろせ、アルペンルートも一望でき、また遠くには鹿島槍ヶ岳/五竜岳/唐松岳の名立たる山々も見ることが出来るため)
・室堂への帰りは、雷鳥沢ヒュッテからTバーリフトを使った方が楽です(1回200円)
参考資料 ・山スキールートガイド99 (本の泉社)

今シーズン最後の山スキーとなる立山へ、目指すは日本三大雪渓のひとつ剣沢。
いつものように室堂から一ノ越方面に向かい、室堂小屋横から浄土川に沿って雷鳥沢の天場へ滑り込む。 その後シールに装備を替え、剣御前小屋へと登った。
雪質はザラメでシール登行でもズリ滑ってばかり、ツボ足の方が早いのではと思うほど(爆)。 さすがに5月中旬にもなると、仕方がないのかなぁ。
それでも、剣御前小屋の手前稜線からは雪質はしっかりしていてスムーズに登れた。けど断崖絶壁を慎重に通過しなくてはならない場面もあり…ちょっとビビった(涙)。

剣御前小屋で一休みしたとは剣沢小屋へ、広い緩やかなバーンで快適に滑降。 ただこの辺りに来るとさすがに人も激減、遠くから雪崩の音もしばしば聞こえ不安になる(爆)。
剣岳の岩壁を注意しながら、更に奥地の剣沢へと滑り込む。 案の定デブリだらけで快適な滑りとは言えず、剣沢中間部1900mで撤退、その日は剣沢小屋で就寝。
宿泊客が5名ほどと少なく、ひとり1部屋の貸し切り状態でぐっすり寝ることが出来た。

翌朝は剣御前小屋へと引き返す際に、途中時間に余裕があったので剣御前岳2777mに立ち寄った。 山頂からは剣岳&毛勝山をはじめ、奥大日岳やその足元の立山川を見下ろせ、アルペンルートも一望でき大満足♪
また遠くには鹿島槍ヶ岳/五竜岳/唐松岳の名立たる山々も見ることが出来て感無量♪
雷鳥にも出くわしシャッター押しまくり(笑)、この辺りは人も少ないせいか雷鳥も自由気ままに食事していた。
その後急斜面の雷鳥沢を大滑降、今シーズン最後の山スキーを十分堪能することが出来た。


雷鳥沢から振り返ってみた奥大日岳

剣御前小屋の手前稜線、左は断崖絶壁(涙)
広々した剣沢源頭で記念撮影

剣御前小屋から見た豪快な立山

剣沢源頭をいざ滑走!

剣沢源頭を振り返って見る、広々としていて気持ちいい!

大きなカーブを描いた剣沢へ更に滑り込む
けど、登り返しが辛い…

静かな夕暮れのなかの剣岳

早朝、剣御前小屋へと引き返す

見納めに振り返った見た鋭い剣岳

雷鳥♪
雷鳥♪

雷鳥♪
雷鳥♪

剣御前岳山頂から見下ろした奥大日岳とその足元の立山川

剣御前岳山頂からアルペンルートも一望でき大満足♪

雪解けしはじめたみくりが池、もう春ですね♪