宇奈月トロッコ駅から遊歩道橋を渡った対岸にある弥太蔵谷へ沢登り、目指すは切り立つ険しいルンゼ!
取水堰堤を抜けて沢入り、徐々に険しさが増しながらも残されたトラロープなどを利用して奥へと進んだ。
トイ状小滝が連続しだんだん面白くなるが、5mほどの巨岩をもつ激流渡りには足元がすくわれそうになり、かなりビビッた。 助走をつけて対岸に跳び、その後も険しいハング状を何とか越え(この辺りが時間かかった)、御目当ての部ゴルジュ帯入口にたどり着いた。

そこは一枚岩をもつ2条滝で、奥には切り立つルンゼが待ち構えていた。 豊野さんの「北アルプスの沢」では1度左岸を高巻きし懸垂20mで8m滝上に出てらしいが、 とても出来そうにも無い・・・
ここで早い昼食/冷やしそばを食べて一服、そして下山することに。 先ほど抜けてきた巨岩は懸垂下降、帰りも慎重要する険しい沢だが、 称名川/ザクロ谷と似た人を寄付けないところが魅力的な面白い沢でした。

エリア 富山県/黒部
沢名 黒部川支流/弥太蔵谷
山行日 2008.06.14
コースタイム 取水堰堤(9:00)→下部ゴルジュ帯入口(10:30/45)→取水堰堤(11:30)
コメント ・車を駐車するには弥太蔵谷のトンネル手前がオススメ。
 (宇奈月トロッコ駅の駐車場は900円/1日とちょっと高いので)
・レンゼ手前の5m巨岩をもつ釜は足元がすくわれそうなくらいの激流、渡る際は慎重に。
・その後のハング状越えもかなり険しい、ハーケン打込まれている箇所あって利用すると楽です。
 (下山時にもここを通る際はロープ必需品です)
参考資料 ・アルプスの沢 (白山書房)


概略ルート図


古びた取水堰堤

5mほどの巨岩をもつ釜
激流を助走つけて対岸へ跳ぶ
一枚岩をもつ2条滝
奥には切り立つ険しいルンゼ

一枚岩をバックに記念撮影