大学4年の夏休み、念願の北海道ツーリングへ出発。これが大学生活最後の長期ツーリングになるだけに、バイトでお金を十分にため、綿密に計画した。
旅先でいろいろ寄り道したため、当初の計画から随分外れたコースを走ったけど、いろんな人に出会い楽しく思い出深い旅になりました。


弘前ねぶた祭り
8号線・7号線をひたすら北上し、青森県弘前市へ。ちょうどねぶた祭りをやっていたので、その日は夜遅くまでにぎわった。

ちなみに「ねぶた」の語源と起源は、期農作業などをしていると暑さで眠くなるということで、その「ねむけ」をはらう行事ということで「ねむり」から「ねぶた」が出たとか、全然知らなかった。
函館ミートハウス
翌日は青森港からフェリーで函館に渡り、函館ミートハウスというライダー専門宿で1泊した。

この日はちょうど函館夏祭りが行われていて、町を踊りながら歩くイベントがあり、それにライダーハウス宿泊者全員で参加した。

上半身は裸、ジーパンを履き白い腹巻をするのがユニホームらしく、祭りでなければ暴走族の集まりみたいだった(笑)。
五稜郭
祭りの後は函館市内の教会や城を観光、なかでも五稜郭はでかく格別だった。

幕末ペリーの来航により開港された函館を統治・防備強化のために要塞として造られた城で迫力があった。
競走馬
国内の競走馬を育てられてる静内町。トウショウボーイ、サクラローレルなどこれまでにも数多くの名馬を世に送り出してきた。

現役を引退した後、ふるさと静内の牧場に戻り、種牡馬や繁殖牝馬として静かに暮らしていつとか、緑あふれる静かなところでした。
襟裳岬
その後は大沼公園〜昭和新山〜洞爺湖を経て襟裳岬へ。

ここは風速10メートル以上の風の吹く日が年間290日以上もある日本屈指の強風地帯、夏場だというのにすごく寒かった。
沙布岬
更に海岸線を東へバイクを走らせ、根室市納沙布岬へ。

晴天に恵まれいて岬から薄っすらではあるが、択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島など北方領土の島々を見ることができて感激。
摩周湖
納沙布岬を後にし今度は内陸部にバイクを走らせ摩周湖へ。

濃い青々した湖面が空を反映し、さすが日本一美しい湖だけのことはある。
大雪山旭岳
その後大雪山旭岳が見えてくるとふと何故か登りたくなり、バイクを降り登山決行。ロープウエーを乗り継ぎ、登山入口に降りついた時には雨が降り、気温も低かった。

それでもめげずに登り続けたのだが、雨は吹き荒れ、カミナリがなる始末で旭岳山頂に辿り着いたはいいが、霧でまったく景色を見わたすことができなかった(涙)。