サボイアS.21のデザインに合わせるため、京商製マッキM33以下を改良して製作した。

1.主翼位置を上方へ移動。

2.主翼両側に後退角を追加。

3.コックピットを後方へ移動。

これら作業の詳細は以下になります。

1.ベースとなるキット購入

マッキM33 GP(京商)は、以下のように色まで塗られた組立てキット。
しかし、作業を進めていく上でいろいろと加工する必要が有り、通常のプラモデルとは異なります。
2.主翼の調整

サボイアS.21のデザインに合わせるため、主翼を10cm持ち上げる。
この改造がけっこう悩まされた。
試行錯誤し、卓上糸鋸盤でアルミ板からフレームを作り、左右の主翼を支えられるようにした。
3.左右の翼を結合

左右分かれた翼は、寸切りボルト(長ねじ)でつなぐ。
こうすることで、揚力に耐えられるように、根元で折れたりしないようにした。
4.中央主翼の製作

欠けている中央主翼は、バルサ板を削って代用。
左右の翼との段差が生じないように曲線合わせが大変(涙)
卓上糸鋸盤を使用して、カットしてはズレ具合を確認するという地道な作用が続く・・・
5.エンジン周辺

エンジンは2スト、5CC(OS製 MAX-35AX)を、プロペラはΦ11inch×7pitch(HAWK製 木ペラ)を使用した。
サイレンサーがやや大きくなってデザインに反するが、機能上どうすることもできず・・・
6.重心の調整

主翼が持ち上がることで重心も変わってしまう。
そのため、リューター使って期待を一部削り、コックピットを後方へ20cmズラした。
こうすることで重心が機体中央に移動して安定した飛行ができる・・・はずである。
6.パイロット

パイロットはもちろん紅の豚の主人公である「ポルコ」。
飛行機の重心調整にもなって助かります。
7.サイドフロート

主翼を10cm上昇させたため、フロートの高さも調整した。
離陸時の水抵抗を少なくするため、角度調整がかなり大変。
それなりの形になったときには、感無量でした。