スタア・バー  in 銀座


単行本「スタア・バーへようこそ」を読んでバーテンダーの仕事の奥深さに感心し、 どうしても立ち寄ってみたかった著者である岸久氏のお店/スタア・バー 銀座。

玄人ならではの見つけ難い場所にお店はあり、地下へと続く階段を下りて扉を開ける。
やや薄暗くはあるが、想像していた落ち着いたある雰囲気の店内。
カウウンターに座り、おしぼりを頂き、一腹。
この店にはメニューが特にはなく、自分の飲みたい好みの味を告げれば作ってもらえる。
それだけでもバーテンダーと会話が出来るからうれしい。

突き出しはイチジク味のクリームクラッカーとドライグリンピース、それらをつまみながらラムベースのカクテル/XYZと生ハムを注文。
XYZはアルファベット順でこの後がないことから究極のカクテルの意。
この店に来たときには必ずこれを注文しようと決めていたのだ。

岸氏のシェイクさばきを目の当たりしながら、私が注文したXYZが作られていく。
まさに感動の瞬間でやや興奮気味、おぉぉ〜と思わず声を上げてしまいそうな(笑)。
塩が効いた風味のある生ハムを味わいながら、出来立てのカクテルを一口。至福の一時である。

お店のことや地元のことの話をし、落ち着いた後にレッド・アイを注文。
ハジゴしていたのもあって、ややほろ酔いになっていたので。
ビールをトマトジュースで割った最後の1杯にはちょうどよいカクテル。

飲み終えた後にしばらくして、注文なくチェイサー(追い水)を頂いた。ちょっとジィ〜んとくるサービスである。
足元に持っていたペンを落としてしまった時にも、若いバーテンダーはすかさずペンライトで探してくださり、とても心温まる気使い。
お店をあとにする際には、お店の外まで見送りして頂き、また記念写真も撮ってもらい感無量!

「スタア・バーへようこそ」の本のイメージ以上に居心地のよいバーでした。
最高のサービスに、社会人として見習わなければならないところが多々あったような。



カウンター♪
バックバー♪

究極のカクテル XYZ♪

憧れの岸久氏とツーショット♪
名残惜しい地下へと続く階段♪