イノシシの料理 いろいろ

解体したイノシシをナタを使って各部位に切断。
豚に比べて脂肪分はやはり少なめ。
どのように調理しようかなぁ♪

補足ですが、半養殖したイノシシとブタを交配させたイノブタといい、
野生のイノシシの脂肪率は5%ほどに対し、イノブタは脂肪率が30〜40%と高い。参考までに


ロース、モモ、バラなどの各部位


<猪 炭火焼>
適当なサイズに切った部位を塩コショウで味付けし、炭火で焼き上げる
炭火の香りに包まれ、食欲もそそられます。
単なる焼肉い飽きたら、少しは趣向を凝らさないと、もらったイノシシの肉は消化しきれません(爆)
煙が部屋に充満するので、窓を開けての夕食で、ちょいと寒いデス(涙)


炭火焼


炭の香りがイイ〜♪


<猪の冷しゃぶ>
イノシシのバラ肉を1度茹で、自然に冷えたらサラダと合わせる。
最後に大根おろしを中央に盛り、ポン酢をかけて完成。

味の決め手である肉を水っぽくしないコツは、
1 枚ずつ茹でて、またザル入れて冷やすこと!



猪の冷しゃぶ


<猪 牡丹鍋>
白味噌 、赤味噌、 酒、みりん、かつお節、出し汁でスープ作り。
イノシシの肉、白菜、ニンジン、水菜、きのこ、豆腐を入れて煮込むだけ。
いたってシンプルですけど、豚肉とは一味も二味も違います。

牡丹鍋の由来は、
「江戸時代まで、日本人は鳥以外の獣の肉を食用にすることが一般的ではなく、
宗教上の理由からも排された歴史があったが、庶民は野生の猪、鹿、犬などの肉を
食べることがあったが、いちおう禁忌に触れるのを恐れ、 別名で
花札の6月の役札には牡丹の花に猪が書いてあることから猪鍋を牡丹鍋と呼んだ」


牡丹鍋デス


味噌味には合いますねぇ〜♪


<猪 肉じゃが>
醤油、みりん、酒で味付けした肉じゃが
。 イノシシの肉はアク抜きが大事で、充分取り除いた後に野菜などを入れて味付け。
古くから「山鯨」と呼ばれ、冬季の栄養補給や薬食として食されてきたイノシシの肉。
豚肉よりもさっぱりしていて食べやすいですね。


ホクホク 肉じゃが


<猪 赤ワイン煮>
1.仕込み
イノシシの肉を適当な大きさに切り分け、すりおろした玉ねぎ、ニンイクといっしょに
チャック付きビニール袋に入れ、赤ワインとハーブを加え、
軽くモミモミして冷蔵庫で一晩寝かす。

2.煮込み
ビニール袋からイノシシの肉を取り出し、薄力粉を薄くまぶし、
オリーブオイルで焼き色がつくまで焼く。
同時にみじん切りした玉ねぎ、にんじんも炒める。
圧力鍋に上記具材と、トマトペースト、ビニール袋に残った赤ワインの漬け汁を入れ、
塩コショウで味付けしてじっくりと煮込む。

3.完成
圧力鍋で30分程煮込んで完成。
分厚いイノシシ肉もあっという間に柔らかくなりました。
ハーブはケチらずにいれるのが大事、香りが際立ちますよ。


仕込み


煮込み


猪 赤ワイン煮 完成

<猪の角煮>
1度軽く茹でて、アクを取り除いた後、
醤油、酒、みりん、黒砂糖を圧力鍋に入れて40分。
卵と大根もいっしょに入れる。

豚のように脂肪分が少ないのが残念ですが、
味が染み渡ったトロトロの角煮は最高デス



猪の角煮


<猪 ステアリブ>
イノシシ本体から削ぎ取った肉の余りの頭や背骨、肋骨、手足などは、まとめて炭火焼!!!
ワイルドなステアリブです。
イイ香りが辺りを充満し、たまりませんねぇ〜♪
散歩中の犬が寄ってきたので、少しあげたらむしゃぼり付いてた(笑)。
このジューシーさは、犬も理性を失いそうデス。
頬肉や首肉などレアな部位もなかなかイケますねぇ〜♪


まとめて炭火焼


ワイルドなステアリブ♪