シカ猟の勉強会


シカの生息地域


<京都でシカ猟の勉強会>
ハンターも高齢化し、技術の継承が難しくなってきている中で、勉強会は非常に助かります。
猟犬飼いたくなってきましたね。
以下はその勉強会で学んだこと。

・犬や勢子(追い立て役の人)を使用して行う「巻き狩り」が一般的。
(予め寝屋を飛び出した猪がどのルートを通って逃げるかが分かりますので、狙撃役を谷の上に配置してから犬を放つ)
・オスの犬よりメス犬の方が言う事を聞くので狩猟には適している。
(オスは発情期になるとよく他の犬と喧嘩する。メスは一般的に大人しいので言うこと聞く)
・狩猟解禁の11月中旬は、山に散らばっているが、雪の積もった2月以降は食べ物が少なくなり、民家近く/鼻先まで降りてくる。
(食べ物が少なくなり、やや飢えていて警戒心も薄い)

・獣道は山の尾根が多いが、メスや子供は少し尾根から下ったところに居る。
・鹿や猪も人間同様、雪深いところへはあまり通らない。
・鹿や猪は日の当たり易い暖かい場所を好んで寝る。
(土を掘り起こしたり、落ち葉を並べたりすることも)
・イノシシはシダの中、シカは見通しの効く植林や針葉樹林の中に寝屋を構える。
・シカは人間に踏み荒らされたりしたら寝屋を次々変えますが、イノシシは代々何十年も寝屋を変えない。
・シカ同士、またはイノシシ同士なら寝屋を共有することがあるが、シカの寝屋をイノシシが寝屋にすることはない。
・その年にイノシシを仕留めても、次の年には別の猪が来て寝屋にしていることがある。また、一時的に寝屋を捨てて逃げても数日後には戻ってくる。
・ニホンジカですが、ツノがあるのがオスでメスには生えない。しかし、トナカイはメスでも角が生える。
・角の枝分かれは年齢差、1歳のシカには枝分かれはありませんが、2歳以降になると徐々に枝分かれが増え、高齢になると逆に角は貧弱になります。


・犬にGPSを付けた猟(ドックマーカーPS)の場合、シカやイノシシなどが出てくるか場所を測できる。
・GPS上で犬の動きが止まっていたら、犬が獲物を噛み殺していることが多い。
・獲物を銃で撃つ場所は、頭か首が適切。背中や腹だと商品価値が下がってしまうため。
・獲った獲物は直ぐに内蔵を取り出し、そのまま一晩冷たい川に浸けておき、十分に冷やす。
 (臭みが広がらないようにするため)



シカの足跡

シカの食べあさった跡


猟犬を放ちます

シカの寝床


シカ(オス)を一撃


バンビもゲット

戦いの激しさを物語る


腹を割いて内蔵を取り除く

内蔵は臭みのもとデス


一晩、川に浸けて冷やす