シカの解体


一晩川に浸けて冷やしたシカを解体場へ運ぶ


滑車で吊り上げてさばくか、台の上に広げてさばくか、地方によってやり方は様々。
でも、大物は前者が1番楽ですねぇ。
内臓に近い部位は臭みが移りやすいため、市販されず自家消化や猟犬のエサになる。
それ以外の美味しい部位であるモモ(後ろ足)、バラ(前足)、ロース(背身)が流通している。
以下はそれらの一連の解体作業、勉強になりますねぇ。



解体用のナイフは2種類


1.肛門へホースを突っ込み、なかをキレイに洗う

2.心臓や肺を取り出す


3.片足を吊るして、腹付近の皮を剃り落とす

4.足首の皮に切れ目を入れる


5.モモやスネを傷つけないように皮を剥ぐ

6.毛が付着しないよう、ナイフを洗いながら左右交互に皮を剥ぐ


7.首まで皮剥ぎする

8.足首の関節で骨をへし折る


9.足関節の骨に沿って刃物を入れる。

10.複雑な形だが、構造を知れば簡単


11.モモを切り落として計量

12.アバラ骨の内側の肉を切り落とす


13.重要な部位/ロース(背身)を切り落とす

14.ロース5kgをゲットです


15.アバラに付いた肉を切り落とす

16.吊っていた足(モモ)を切り落とす


17.タン(舌)を切り落とす

18.モモ(後ろ足)、バラ(前足)、ロース(背身)の部位