バレエ

題目:東京バレエ団全国ツアー
日時:2021.07.13
場所:オーバードホール富山
劇団:東京バレエ団
選曲:「ギリシャの踊り」「パキータ」「ボレロ」

曲が流れる中で踊りを行うバレエ、柔軟な体から生み出される美しさの極みでまさに人間芸術ですね。
「ボレロ」は短調な音楽の中で、あの独特な演出は衝撃でした。

また、バレエを観ると西野麻衣子のドキュメンタリー映画「Maiko ふたたびの白鳥」を思い出します。
ノルウェーを拠点とする世界トップクラスのプリンシパルを務めながら、一時は出産するものの、2ヶ月で「白鳥の湖」で復帰する実話。
バレエに対する情熱や努力する姿は、母親としての姿など衝撃的でした。

辛いレッスンを経て、怪我も乗り越えて プリンシパル・ソリストを目指す人は大勢いますが、実際になれるのはほんの一握りの人だけ。
厳しい世界をの中にあの芸術作品が生まれるのだと思うと、何だか考え深いものはありますね。

ちなみにバレエシューズは、つま先に薄いこの字の鉄板、足底のフラットの鉄板がそれぞれ入っていて、
飛んだり回転したりした時に足に負担がかからないようにしたある。


東京バレエ団全国ツアー

曲目


題目:くるみ割り人形
日時:2021.12.31
場所:新国立劇場
劇団:新国立劇場バレエ団
公演:くるみ割り人形

「くるみ割り人形」はチャイコフスキーが作曲し、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」と共に「3大バレエ」のひとつ。
ストーリーはクリスマス・イヴにくるみ割り人形を贈られた少女クララが、
ねずみの兵士に襲われた際にくるみ割り人形が救い、その後人形と共に夢の世界を旅するという内容。

新国立劇場にはオーケストラピットがあり、オーケストラの生演奏と共にバレエを見られ、
オペラパレス奈落を使用した多彩な演出で引き込まれていきます。
休憩時間にはオペラパレスホワイエやテラスガーデンでまったり、至福の時でしたね。


題目:ウクライナ国立バレエ「ドン・キホーテ」
日時:2022.12.30
場所:ウェスタ川越 大ホール

旧ソ連時代の3大劇場の1つ「ウクライナ国立歌劇場」に所属していて、
150年の伝統を持つバレエ団、これを生で見るのは初めて。
自国が戦争中で国外に退避したダンサーたちは合流しての公演 複雑な思いがあるかと思います。

スペイン/セルバンテス著の原作の主人公はドン・キホーテだが、バレエは、バレエの主人公はキトリとバジル。
騎士物語を読みふけるドン・キホーテが、現実と空想の判断がつかなくなって、騎士物語に出てきたドルシネア姫に出会うための旅。
床屋の息子バジルと宿屋の娘キトリの2人は恋人同士を決行させるために奮闘するコメディ。
キトリの父親はキトリをお金持ちのガマーシュと結婚させたいと考えており、
最終的にはバジルは自殺する振りをして父親を騙すことで2人の結婚を認めてくれたという話。

第3幕のキトリ とバジルの結婚式で踊られるグラン・パ・ド・ドゥは近くで見れて迫力ありました。
岡本太郎的にいうなら「芸術は爆発だ」ですかねぇ。
コロナと戦争が落ち着いたら、ヨーロッパでバレエを再び見てみたいものですね。