音楽関連の映画やドラマの紹介

今まで見てきた音楽関連の映画で気にいったものを以下に紹介致します。
いろんなジャンルの映画を見ると音楽の幅が広がり、ためになりますね。

<NHKやBS>
国内外の音楽家からアマチュア、素人の趣味の範囲まで、いろんな問題を抱えながらも音楽を続けていく姿が微笑ましいですね。

No タイトル 種類 コメント
1 クラシックTV
(2021年〜)
クラシック
多彩なゲストを迎えてのクラシックと現代音楽の比較や、ピアノ実演におる解説など、
音楽学校に通っているような感覚で勉強になります。
清塚信也さんピアニストでありながらトークもうまく、逸材ですね。


2 おんがく交差点
(???年〜)
クラシック
毎週、いろんなゲスト奏者とバイオリンの共演は、あまり見ない組み合わせが多くレアで面白いです。
大谷康子さんのバイオリンを通して、新しい曲にも出会えて楽しいです。
ゲストの音楽を始めたきっかけや現在の考え方などためになりますね。


3 題目のない音楽
(1964年〜)
クラシック
多種多様な音楽だけでなく、オーディション風景、審査の着眼点など、裏話も聞けて音楽の世界にどっぷり。
今まで知らなかった曲にも出会えて、参考になります。
4 らららクラシック
(2012〜2021年)
クラシック
クラシック初心者にも分かりやすく楽しめるようにと音楽家やその音楽の舞台となった場所をテーマにその歴史や魅力を伝える番組。 中でも東京芸大をテーマにした際の講師が芸術を真剣に教える姿勢が印象的でした。
特化した教育は個性あふれていて面白いですね。


5 Akiko’s Piano 被爆したピアノが奏でる和音(おと)
(2020年)
ピアノ 広島原爆で傷つきながらも奇跡的に残ったピアノとその持ち主河本明子さん19歳のドキュメンタリードラマ。
物語もさる事ながら、彼女をイメージしてつくられた曲「Akiko’s Piano」の演奏には何か重みがありました。
このピアノを調律した技師にも感謝ですね。
(NHK)

6 リスクなければ面白くない ヴァイオリニスト・樫本大進
(2017年)
バイオリン 世界最高峰のオーケストラ、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団を束ねるコンサートマスター/樫本大進のドキュメンタリー。
プロ集団をまとめ上げる苦悩と楽しさを知ることが出来、コンサートを見る楽しみがまたひとつ増えましたね。
ヴァイオリンの弾き方を変えた新しい「新世界」には、実演奏を聞きたくなりました。
(プロフェッショナル仕事の流儀)
7 ショパン 都にの旅人たち 
第1回国際ピリオド楽器コンクール2018
(2018年)
ピアノ 200年前のショパンが奏でた音色を求め、現代のピアノではなくショパンが愛した当時のフォルテピアノを用いたコンクールのドキュメンタリー。
音が小さく減衰も早い欠点を補いながらも、現代のピアノよりも音色が多彩で、それらをどう生かすか。
当時はそれほど多くの楽器は存在しなかったので、ピアノの構造に工夫を加えて、音を生み出し楽しんでいたのだからすごいですね。
(BS1スペシャル)
8 「蜂蜜と遠雷」
若きピアニストたちの18日間
(2019年)
ピアノ 2018年11月に行われた「浜松国際ピアノコンクール」のドキメンタリー。
3年に1度の大会で30歳以下の国内外から若きピアニストが集まって競う様は、映画以上に緊張感が伝えわってきましたね。
大会関係者やボランティアスタッフが受け皿となって国外ピアニストをホームスティしてもらう制度もよかったです。
(NHK)
9 イツァーク〜天才ヴァイオリニストの歩み〜
(2020年)
バイオリン 4歳の時に下半身が不自由になりながらも、また生まれた国の事情や時代背景に苦悩しながらも、
ヴァイオリンを続けて行き、夢を掴んだイツァークの人生の歩みを描いたドキュメンタリー。
「ヴァイオリンの音が好きだから。理屈じゃない」という言葉に納得、その不屈な情熱を見習いたいものですね。
(BS世界のドキュメンタリー)
10 オーケストラ・明日へのアンサンブル 孤独の奏者たち奇跡の共演
(2020年)
オーケストラ オーケストラのトップ奏者13名がコロナ禍の中で集い、夢のアンサンブルを奏でる。
日本を代表するコンマス3人初共演の中で石田泰尚さんの個性強く型に嵌まらない姿にちょっと面白かったデス。
音楽は個性を音で表現するというが、外見からも違いが見れて、よかった。
(BS1)
11 あるジャズマンの物語 〜What a Wonderful “音” Life 〜
(2020年)
ジャズ 聴力を失ったジャズベーシスト/吉本信行さん、それでも人工内耳で音楽を続けていく様を描いたドキュメンタリー。
人工内耳の世界を知ることが出来てとても新鮮でした。
また、そこで生活する大変さ、それでも音楽を続ける気力に脱帽です。
(ノーナレ)
12 中年男の熱きコーラス
(2018年)
合唱 ノルウェー/オスロのお酒好きな中年が集まってコーラス隊のドキュメンタリー。
思いのまま歌う様はお国がらのユニークなところが面白い。
ガンになりながらも、指揮者を続ける男性とそれを支えるコータス隊の友情にうるっと来ました。
笑いの要素も多々あり、日本も見習いたい所ですね。
(BS世界のドキュメンタリー)
13 世界を震わせた音楽
(2020年)
ポップス 「ウッドストック・フェスティバル(1969年8月15日〜17日)」
・チケット販売できなくなるほど人が集まり、コンサートは無料
・交通渋滞が発生して歌手が到着できず、コンサート開始から6時間経っても演奏されない
・売店がすぐに売り切れ、地元住民が無料で炊き出しをした

「デヴィッド・ボウイのベルリンの壁コンサート(1987年6月6日)」
・西ベルリン側でコンサートを開き、東ベルリンにも聞こえるように歌った。規制が厳しい東ベルリンから「俺を自由にしてくれ」と若者が叫ぶ
・翌年、東ベルリン側で同様なコンサートが行われた
・デヴィッド・ボウイのコンサートから2年後、1989年ベルリンの壁は崩壊した
・「戦場のメリークリスマス」でボウイはたけしと共演

「“We Are The World”のレコーディング(1985年1月28日)」
・ライオネル・リッチーとマイケル・ジャクソンが書いたアフリカのためのチャリテーソング
・アメリカン・ミュージック・アワードの終了後、40人以上のアーティストが終結し、ハリウッド、A&Mレコーディング・スタジオで収録
(ホール&オーツ、シンディ・ローパー、ヒューイ・ルイス、ブルース・スプリングスティーン、ポインター・シスターズ、ウィリー・ネルソン、ティナ・ターナー、ケニー・ロジャース、ジャクソンズ)
(たけしのその時カメラは回っていた)
14 作曲家 佐藤直樹
(2016年)
作曲家 映画やアニメなどの劇伴(劇中に流れる音楽)を生み出した作曲家の仕事の内容から私生活まで密着した佐藤直樹さんのドキュメンタリー。
何度も映像を見て適切な曲を考えて、キーボードとPCをフル活用して作る苦悩に脱帽です。
音楽が好きでないと続けらなそうにもない仕事ですね。
(プロフェッショナル仕事の流儀)
15 「心をひとつに  市立船橋高校吹奏楽部」
(2021年)
吹奏楽 コロナ禍でも活動を続けてきた吹奏楽の名門/千葉県の市立船橋高校の1年間のドキュメンタリー。
全国大会の中止で目標を失いつつも、奮闘し続ける生徒やそれを支える先生、音楽関係者などの音楽に対する熱い思いが 伝わってきて・・・青春ですねぇ。 マーチングの聖地・大阪城ホールでの演奏も良かったデス。
> (ザ・ヒューマン)
16 わたしが楽器を吹く理由
(2020年)
楽器屋 管楽器専門店ダクで働く店員とそこに通うお客とのドキュメント番組。
いろんな理由で来店する中で「自閉症の生徒のためにクラリネットを修理する盲目の音楽講師」に心がグッと来ましたね。
盲目の方の過去の厳しい現状にも関わらず、音楽を続けてこられた心の強さに感心させられした。
(ドキュメント72時間)
17 新宿・音楽スタジオ
ぼくらがバンドを組む理由
(2019年)
スタジオ 新宿にある24時間営業の音楽スタジオが舞台にした72時間のドキュメンタリー。
アマチュアミュージシャンやサラリーマン、主婦友などいろいろ問題を抱えながらも音楽と向き合う様が人間っぽくて良かったです。
バンド組みたいくなりましたね。
(ドキュメント72時間)
18 神戸 あの日のストリートピアノ
(2020年)
ピアノ 神戸駅の地下街に設置されたピアノをひく人々の72時間のドキュメンタリー。
震災でいろんな思いを抱えて暮らす人々とそれを知らない若者が、ピアノを通しての心の共有がうまく出来てよかったです。
演歌をピアノで弾くおじいさんが、耳コピーできるなんてすごい。
(ドキュメント72時間)
19 宮崎 路上ピアノが奏でる音は
(2017年)
ピアノ 宮崎の中心市街地に設置されている路上ピアノをひく人々の72時間のドキュメンタリー。
サラリーマンや学生、通りすがりのおばちゃんや飲み屋のお姉さんなど、ピアノを通していろんな会話が生まれ、憩いの場となっている。
野外に置かれているため調律も大変ですが、長く続けられたらいいですね。
(ドキュメント72時間)
20 瓦礫のピアニスト
(2018年)
ピアノ シリア内戦のさなか、子供たちを励まそうとピアノを弾き、歌い続けたエイハムさんのドキュメンタリー。
現在ではドイツに亡命し、難民の子供たちのために音楽を教えたり、シリア内戦について訴えたりと。
家族を持ちながらも、その活動を国内外で続けていく大変さに脱帽です。
(BS1スペシャル)
21 外出自粛の夜に
〜オーケストラ・孤独のアンサンブル
(2020年 )
オーケストラ コロナウィルスの影響でN響、都響、新日フィルなどのコンサート中止に伴い、奏者の思いをリレー形式にしたのドキュメンタリー。
活動が大幅に制限されながらも、音楽の楽しさを広めようとする姿にウルっときました。
また、奏者のプライベートなところも若干見れて面白かったです。
(NHK)
22 はなれてひとつに奏でる
〜奇跡の“パプリカ”誕生秘話〜
(2020年 )
オーケストラ コロナウィルスの影響でコンサート演奏が出来ない新日本フィルハーモニー交響楽団が、リモートで「パプリカ」を演奏するまでの舞台裏を描いたドキュメンタリー。
悪戦苦闘しながらも挑み続け、また演奏家の私生活も少し垣間見れて楽しかったです。
この企画を発案したトロンボーン/山口尚人さんの自宅クローゼットの中での演奏には、何だかホッコリしましたね。
(BS1スペシャル)
23 駅ピアノ・空港ピアノ・街角ピアノ・家ピアノ
(2019年〜 )
ピアノ 空港や駅、街角に設置されたピアノをひく人々のドキュメンタリー。
ピアノを弾いていると、通りすがりの知らない人から声を掛けられ、合唱したりと温かみがあって素晴らしいです。
特に海外でのノリの良さに羨ましくなりましたね。

コロナウィルスの影響で旅行が難しくなる昨今、家ピアノまでも取材。
音楽でコミュニケーションをとる親子の姿にホッコリしました。
これを機会に新たな発見できなような気がしますね。

24 夢の夜会は眠れない 「演奏家編」
(2020年)
音楽家 盲目のピアニスト/辻井伸行さん、NY在住の音楽家/矢野顕子さん、ジャズで有名な/大西順子さんの3名が、 人生において支えとなった1曲を演奏し、その思いを語るドキュメンタリー。
意外な一面が見れて、各音楽家の見方が少し変わりましたね。
(BSプレミアム)
25 新しく 日本らしく和太鼓エンタメ集団 DRUM TAO
(2018年)
楽団 和太鼓エンタメ集団 DRUM TAOのドキュメンタリー。
古風な和太鼓の良い点を活かしながら、デジタル映像を多用した迫力ある新しい演出にうまく考えているなぁと感心しました。
共同生活を送りながら、日々トレーニングに励み、また新しいものを模索する姿に励まされますね。
ロシアの伝統バレエと和太鼓のコラボは、まさに文化の融合です。
(BS1スペシャル)
26 アニソン・ダンスバトル これがオレたちの愛だ
(2019年)
ダンス アニメソングに合わせてダンサーたちが技を競い合うダンスバトルイベント「あきばっか〜の」のドキュメンタリー。
昔流行った「ダンス甲子園」の大人バージョンですかねぇ。
流れたアニソンに対して即興で踊る難しさ、面白さにひかれます。
(ノーナレ)
27 外出自粛の夜に
〜ウクレレでリレー音楽会
(2020年)
ポップス コロナウィルスの影響で自宅待機しているウクレレ奏者の思いをリレー形式にしたのドキュメンタリー。
音楽家から芸能人、素人などバトンタッチしながら演奏する姿に、何だかほっこりしますね。
ウクレレ、やってみたくなりましたね。
(NHK)
28 うたう旅
〜骨の髄まで届けます〜
(2020年〜)
ポップス フォークデュオ「HONEBONE」のEMILYさんとKAWAGUCHIさんの2人が現地を回って歌を届けるドキュメンタリー。
「箱根の鉄道」 「冬の水族館」「東京・奥多摩」 「東京・本の街」 「動物園」「コンビニ」 などなど。
場面を読んで即興で歌うところが、心温まりますね何だか心が温まりますね。
(BSプレミアム)
29 音符が躍る!
ザルツブルク〜オーストリア〜
(2019年)
オーケストラ オーストリア/ザルツブルクの観光案内の番組。
世紀の指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンも学んだザルツブルク・モーツァルテウム大学や
モーツァルトが暮らした家の近くの楽譜屋さんなどなど。
ちょっと覗いてみたくなりましたね。
(世界ふれあい街歩き)


<アニメ>
洋画や邦画などの実写映画よりもアニメは長編なので、いろんな分野の音楽を詳しく知れ、勉強になりますね。
No タイトル 種類 コメント
1 のだめカンタービレ
(2007年)
オーケストラ 指揮者を目指す天才音大生と天然のピアニストの物語。
「曲中には1音たりとも無駄な音はない」という作曲家の曲にかける思いやオーケストラの指揮者の大変さとその面白さを知ったアニメでした。
クラシック音楽を何たるかを知る上では、うってつけかと。

2 ピアノの森
(2018年)
ピアノ 楽譜は読めないが曲を聞いただけで弾けてしまう男の子が、成長してショパン国際ピアノ・コンクールへと出場する物語。
クラシック作曲家の思いとその解釈した演奏の解説、コンクールで演奏者を評価する難しさ、自分の音を表現すると面白さなどなど。
現場の裏表を知ることが出来て、ピアノ好きの人にはたまらないアニメです。
3 響け!ユーフォニアム
(2015年)
吹奏楽 女子高生が吹奏楽部にかける音楽と友情の物語。
全国優勝のために努力だけでなく、厳しさや覚悟、そして人間の嫉妬も描かれている。
学生時代に吹奏楽部に入っておけば良かったかなぁと思っちゃいました(笑)
映画「リズと青い鳥」もグッときましたねぇ〜。
4 四月は君の嘘
(2014年)
ピアノ
バイオリン
音楽のトラウマを背負った青年/ピアニストが少女/バイオリニストと共演することで、音楽性の成長を描いた物語。
機械のような正確な音と自由奔放な音との掛け合い。
少女のついた本当の嘘に泣いてしまいました。
5 この音とまれ
(2019年)
卒業を期に男性部員1人となった箏曲部が、トラブルありながらも部員を増やして音楽にのめり込んでいく物語。
言葉一つ一つがクサいところもあるが、今の軽薄な関係が色濃い時代には、感動して泣けますね。
今のデジタルな世界に古典的な琴、取っ付き難いイメージがあるだけに、そのギャップに引き込まれた作品でした。
6 坂道のアポロン
(2012年)
ジャズ ジャズにハマった男子高校生の二人の昭和風の友情物語。
青少年/ピアニストと不良/ドラマーの魂のこもったセッション、恋愛事情の甘酸っぱさも加わり、良かったデス。
このアニメを見た後、ジャズにハマってしまいました(笑)。
7 ましろのおと
(2021年)
三味線 津軽三味線の師匠/祖父を亡くし、青森から東京へ移住した青年/澤村雪。
高校に入学して津軽三味線愛好会に入り、自分の音を求めて周囲と触れ合いながら成長していく青春ストーリー。
東北の伝統文化・津軽三味線の良さを改めて知れるアニメです。
8 キャロル&チューズデイ
(2019年)
ポップス 若い女性二人が路上ライブからネットで注目を浴び、音楽と共に成長していく今どきの青春物語。
曲作りには、人間とAIとの戦いがあり、近未来的な話。
最終話のエンドロールを飾る曲は、マイケルジャクソンが率いて全米有名歌手が集って歌った「We Are The World」 を彷彿させ、全曲英語であれば納得いく終わり方かなぁと。
9 クラシカロイド
(2016年)
クラシック クラシック音楽の有名な作曲家をベースにしたロボットが現代の様々な騒動に巻き込まれながらも、彼らが奏でる音楽で解決していくユニークなアニメ。
何よりもクラシックの名曲を現代風にアレンジした歌は、個性があってアニメとマッチしてて、良かったデス。
クラシックマニアなら楽しく見れますが、原曲を知らないと面白みに欠けるかも。
10 耳をすませば
(1995年)
バイオリン 中学3年生の受験時期に、親の反対を押し切って自分のやりたいことに没頭する青春アニメ。
彼はバイオリン作り、彼女は小説作り、親の気持ちも分かるが子供の気持ちも分かる複雑な思い。
反抗期の時期に見ると、また考え方も変わるかもしれませんね。

11 BLUE GIANT
(2023年)
ジャズ 音楽を初めて数年のサックス青年が、厳しい音楽界でもまれながらも、王道ブルーノートにデビューするまでの物語。
夢に向かって全力で進む若者の姿には羨ましくなります。
これを見ると本場アメリカでジャズを聴きたくなりますね。

12 青のオーケストラ
(2023年)
オーケストラ 元天才ヴァイオリニストが高校のオーケストラ部に入部して、音楽の素晴らしさや情熱を再確認し成長していく青春ドラマ。
遠い世界のように感じられる難しい弦楽器の世界が分かり易く表現されていては、バイオリン始めたくなりましたね。
13 名探偵コナン 戦慄の楽譜
(2008年)
パイプオルガン 音楽の交えた殺人事件に奮闘するコナンとその音楽関係者。
歳とるごとに衰える感覚は音楽家にとっては何だか切ないですねぇ。
意外な犯人とその真相は、子供番組としてとらえるのは勿体ないかなぁ。

14 「SING/シング」「SING/シング: ネクストステージ」
(2016年)
ショー 運営が厳しい劇場主が、間違って刷ったオーディション賞金額で波乱。
起こしながらも、ショーを成功させる。ネクストステージは大都会へ進出して更ならハプニングが。
日本の有名な歌手も採用しているので、音楽も十分楽しめる作品。
15 8月のシンフォニー
(2009年)
歌手 高校生のストリートライブからデビューした実在シンガーソングライター/川嶋あいさんの自伝。
「路上で1000回ライブする」という根気強さに感心させられますね。
ネット配信主流の現在から見たら、手売りでのCDを5000枚販売するのは考えられないほどの苦労が伺えます。
最後の交番巡査の言葉にはグッと来ましたね。心温まるアニメでした。
渋谷の
16 金色のコルダ
「primo passo(2009年)」
「Blue sky(2014年)」
バイオリン 高校生コンクールを通して成長する青春ストーリー。
個人的には「Blue sky」のバイオリンの構成作りが良ったですね。
イケメンキャラが多いので、女性目線で見たらまた面白いかも。
17 taritari/タリタリ
(2012年)
バンド 合唱部を通して男女の高校生が家族愛や友情を描いた恋愛要素が無い珍しい物語。
「合唱部 時々 〇〇部」という中途半端なところはちょいとゆるくて面白かったデス。
最終話には対立していた声楽部とも協力し合い、まるで映画「天使にラブソング」を彷彿させるような、良かったデス。
18 デトロイト・メタル・シティ
(2009年)
ロック ポップスを好きな青年が悪魔メイクでロックを演奏し、そのギャップを楽しむデスメタルの物語。
好感度0のキャラ設定に下品なギャグで、女性には不快を感じるかと。
アニメ「よんでますよ、アザゼルさん」に匹敵するお下劣なアニメが笑える。
19 ハルチカ 〜ハルタとチカは青春する〜
(2016年)
吹奏楽 高校生になってから吹奏楽を始めた彼女と幼なじみの青年が、部活を進めていく上で数々の問題が起き、 それを推理しながら解決していく物語。
音楽の要素は少ないが、名探偵コナンっぽくて面白いです。
20 ソ・ラ・ノ・ヲ・ト
(2010年)
トランペット 「軍人さんになれば、トランペットが吹けるんだ!」という勘違いから、入隊して成長していく物語。
大空に向かって吹くトランペットは爽快感あってイイですね、特にアメージンググレース、よかったです。
戦いの要素は少ないため、安心してみらえます。
21 薄暮
(2019年)
バイオリン 東日本大震災で福島県いわき市で幼い頃からバイオリンを続ける女子高生と絵を描く男子高校生の青春物語。
ストーリーがありきたりという酷評はありますが、高校生でバイオリン四重奏は珍しいですね。
ちなみに薄暮(はくぼ)は、日没後の黄昏の意です。


<邦画>
アニメや有名小説を実写化したものが多いが、好きな音楽ストーリーを視点を変えて見ることが出来、2度楽しめるのはイイですね。
No タイトル 種類 コメント
1 蜜蜂と遠雷
(2019年)
ピアノ 国際ピアノコンクールを舞台に、ピアノにかける若者達の人生が描かれた物語。
原作の要所が薄いと一部批判されてはいますが、クライマックスの二人の熱のこもった演奏シーンには引き込まれました。
ピアノ好きにはたまらない映画、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番よかったデス。
「羊と鋼の森」のロケも同じ武蔵野音楽大学のホール「バッハザール」で実際の演奏を聴いてみたいですね。
2 フジコ・ヘミングの時間
(2018年)
ピアノ 中耳炎に悩まされながらも、好きな音楽を続けていくおばーちゃんピアニストのドキュメント映画。
「あと何歳生きられるかわからない、どれだけピアノを弾いてられるか」という言葉にグッときました。
自宅で猫と過ごす私生活も伺えられ、すごく人間味があって温まりましたね
3 羊と鋼の森
(2018年)
ピアノ 若きピアノ調律師が女子高生姉妹と共に成長していく物語。
演奏する場所の湿度や広さでも音は変わって来るのに、音への拘りや仕事の厳しさ、 そして若いうちからのピアニストの見極めの難しさなど改めて知った映画でした。
ピアニスト目指す人は、1度見た方が良いかと思います。
4 くちびるに歌を
(2014年)
合唱 元天才ピアニストの臨時女講師と中学校の合唱部との物語。
少年・少女たちが抱える複雑な問題と向き合い、衝突しながらも歌を続け、最後には蟠りも消えて爽やかな気持ちになりましたね。
「音楽で人を救えていますか」というフレーズにうるるとし、最後のコンサートホールの外での全員の合唱にグッと来ました。
5 のだめカンタービレ
(2009年)
オーケストラ 指揮者を目指す天才音大生と天然のピアニストの物語。
ドラマが非常に良かったので映画も観て更にハマりました、のだめと千秋のやりとりは健在でしたね。
異国でその土地の文化を理解しながら、オーケストラを作り上げる苦労はやっぱり大変。
のだめカレー事件は笑える。
6 にしきたショパン
(2021年)
ピアノ ピアニストを目指す高校生男女が震災を機にすれ違いが生じながらも成長している映画。
順調に歩んでいた彼女も神経疾患を機に右手が思うように動かなくなり、「左手だけで演奏する」ことになることになる切ないさが残る。
左手のピアニスト舘野泉さんを思い出しますね。
7 20歳のソウル
(2022年)
ピアノ 船橋高校応援曲「市船soul」にまつわる実話、当時の作曲者でトロンボーンを担当していた彼が病に倒れ、吹奏楽部員が応援する映画。
最後の葬儀シーンには胸が熱くなりましたね。
8 坂道のアポロン
(2018年)
ジャズ ジャズにハマった男子高校生の二人の昭和風の友情物語。
グッとくる選曲に見所のセッションなど、アニメのポイントをギュッと凝縮された映画でした。
複雑な三角関係も再現され、最後に再びジャズでつながるシーンはいいねぇ。
9 マエストロ
(2015年)
オーケストラ 普段の仕事をしながらオーケストラも行う集まりと口は悪いが技術はある指揮者(マエストロ)の衝突しながらもコンサートに向けて団結していく物語。
サラリーマンとオーケストラの二足の草鞋は大変、音楽だけで生活することの難しさを目の当たりにしたような。
不器用ながらも異質な方法で、仲間と距離を縮めていく指揮者が行動が愉快でした。
10 青春エール
(2016年)
吹奏楽 吹奏楽部女子と野球部男子の青春ラブストーリー。
周囲からキツいことを言われても、腐らずに前に進む姿は眩しかっただけに、 3年間思い続けて最後に実る恋のシーンはうるっと来ましたネ。
チームワークを要とする吹奏楽の良さも表現されていて、うまくまとまっていたかと思います。
11 スウィング・ガールズ
(2004年)
ジャズ サボることを目的にビックバンドをはじめた田舎の女子高生たちが、いつしかジャズに魅かれて邁進する青春物語。
吹奏楽とは違ったジャズの明るく元気出る音や踊りが良かったです。
高校生の若々しいジャズもイイですね。
12 島々清しゃ
(2017年)
吹奏楽 吹奏楽部員とギクシャクしていた耳が良すぎる少女がバイオリニストと出会って成長していく物語。
青々として海に面した美しい南の島、ほのぼのとしと音が最後に包まれたような感じがしますね。
13 四月は君の嘘
(2016年)
バイオリン 音楽のトラウマを背負った青年/ピアニストが少女/バイオリニストと共演することで、音楽性の成長を描いた物語。
2時間という限られた放映時間だと、どうしても原作の要素が少なくなってしまうのが残念。
でも、ピアノとヴァイオリンの協奏シーンは良かったですね。
14 神童
(2006年)
ピアノ 才能ありながらそれを持て余す少女が、落ちこぼれ音大受験生と出会い、音楽の良さに目覚める物語。
型にはまらない神童の自由さと、それと向き合う周囲の人々の大変さ。
所々のピアノ演奏がよく、最後のピアノの墓場で演奏する姿はちょっと寂しい気もしました。
15 四日間の奇蹟
(2005年)
ピアノ
バイオリン
ピアニストとして夢断たれた男性と脳に障害を持つ少女、そして過去を引きずる同級生の女性が織り成す不思議な物語。
原作とは異なりあまり評価は良くないため、最初は映画を見る方が良いかもしれませんね。
途中いろんなクラシック音楽が挿入される中でクライマックスの演奏「ベートーヴェン:ピアノソナタ第14番「月光」」は良かったですね。
16 さよならドビュッシィー
(2013年)
ピアノ ピアニストを目指す女子高生がある事件で、音楽における致命的なケガと心に深い傷を負いながらも、コンクールに出るために努力するミステリードラマ。
テレビドラマに比べて、緊迫感があまり伝わってこなかったのが残念です。
先に製作されたのが映画の方だから仕方ないのかなぁ。
17 桜の雨
(2016年)
合唱 合唱部で大人しい主人公が後輩と共に、少しずつ成長していく物語。
コンクールで金賞をとるための歌と自分たちが歌いたい歌とのギャップで、1度はバラバラになりながらも、 あることがきっかけで1つにまとまっていく。
失格を覚悟しながらも最後に選んだ歌は良かったですね。
18 うた魂
(2008年)
合唱 高校女子合唱部の少女が恋の悩みから自分の欠点に気付き、ヤンキー高校合唱部と衝突しながら成長する物語。
客観的に見るというのはなかなか難しいけど、成長する過程では大事だと気付かされたような。
「みなんと一緒に歌えるのは今だけ」というフレーズは若い青春ですねぇ〜。
19 異動辞令は音楽隊
(2022年)
吹奏楽 昔ながらの頑固な刑事が、音楽隊へと飛ばされ、周辺と揉めながらも人生を見つめ直す物語。
このご時世、なんとなく分かるような気がします。
警察組織の事情も垣間見れて、勉強になりました。
20 太陽とボレロ
(2022年)
オーケストラ 地方のアマチュアオーケストラが企業の援助が無くなり、解散前にラストコンサートを開く物語。
劇団員が無給でさらにチケット費用も負担するのは、どこの町でも変わらない、クラシック音楽だけでやっていくのは非常に難しい世の中。
西本智美さんがカッコ良かった、イルミナート・フィルも素晴らしかった。
21 海峡を渡るバイオリン
(2004年)
バイオリン 「東洋のストラディバリ」と言われた陳昌鉉(チン チャンヒョン)さんの人生を描いたテレビドラマ。
戦後の日本で在日韓国人として様々な苦労を乗り越えながら、誰からも教わることなくバイオリンを作り、
その音色はアメリカバイオリン製作者協会から評価されるというもの。
音楽を仕事としている主人を支える奥さんの大変さが際立ってましたね。

22 白鍵と黒鍵の間で
(2023年)
ジャズ 昭和の年末の銀座、ジャズピアニストがリクエスト演奏した「ゴッドファーザー 愛のテーマ」で波乱が起きる。
銀座を仕切るヤクザの会長お気に入りの曲だったことから。
昭和の風景が垣間見れる映画でが、ストーリー的にはやや理解できなところがある。
23 カルテット
(2012年)
室内楽 ギクシャクした家族がカルテットを結成することで家族の絆を取り戻して成長していく物語。
ピアノ、チェロ、フルート、ヴァイオリンの四重奏。
見所のはずの演奏シーンは不評でしたが、本物:山根一仁氏のヴァイオリンはイイ。
24 エンジェルサイン
(2018年)
ピアノ
チェロ
セリフが全くなく映像と音楽だけで繋ぐ6つの物語。
これほど演技力を要求される難しい映画は少ないですね。
最後の流行のストリートピアノとチェロ、切ないかったです。
25 デトロイト・メタル・シティ
(2008年)
ロック ポップスを好きな青年が悪魔メイクでロックを演奏し、そのギャップを楽しむデスメタルの物語。
アニメのような濃い不快感は少なく、終始笑えるコメディ映画でした。
忠実に再現すると放映できないからかなぁ。
26 少年メリケンザック
(2008年)
ロック 25年前のパンクライブ映像とは知らずに50歳代のバンドをスカウトして全国ツアーに挑み、 旅しながら打ち解けてゆくパンクバンドのコメディー映画。
50歳代ならではの人生感、的を得たズバッっとした現実的な言葉に、気持ちよかったです。
27 ハルチカ
(2017年)
吹奏楽 吹奏楽部に所属する高校生の幼なじみの男女が様々な事件を解決していくアニメ「ハルチカ」を映画化したもの。 アニメのほどの推理要素は少なく、初心者のフルート奏者が頑張る姿を表現した感じ。 元気はもらえるが音楽要素を問われると、イマイチですね。
28 リトル・マエストラ
(2012年)
オーケストラ 優秀な指揮者に間違われた女子高生と田舎のアマチュアオーケストラとが衝突しながらもコンクールに向かってまとまっていく物語。
演奏するクラシック曲はエドワード・エルガーの「威風堂々」のみと残念。
クラシック好きで見たけれどあまり評価は良くないのは、うなづけるかも。
29 楽隊のうさぎ
(2013年)
吹奏楽 男子中学生が1年があることが、謎のウサギに誘われた吹奏楽に入部し、音楽にのめり込む青春映画。
若いっていいねぇ〜。
映画は淡々としていて、小説で読む方が面白かったですね。


<日本のテレビドラマ>
ハマると毎週見入ってしまうテレビドラマ。ただ本格的な音楽ドラマは少ないのが残念、役者が演技と演奏の両立させるのはやはり大変ですね。
No タイトル 種類 コメント
1 のだめカンタービレ
(2006年)
オーケストラ 指揮者を目指す天才音大生と天然のピアニストの物語。
漫画の世界観を壊さないで登場人物の個性、それらをうまくまとめ上げてオーケストラを作り上げていく楽しさなど、 国際指揮者コンクールの評価方法もうまく表現されていて、クラッシック好きにはたまらない。
のだめの「耳コピー」は絶対音感ならではの特技、モーツアルトか!
2 さよならドビュッシィー
(2016年)
ピアノ ピアニストを目指す女子高生がある事件で、音楽における致命的なケガと心に深い傷を負いながらも、コンクールに出るために努力するミステリードラマ。
後半にどんでん返しがありましたが、夢に向かってめげずに演奏し続けていく心の強さに感動しました。
要所でクラシック曲が挿入されて引き込まれ、特にクライマックスで演奏されたドビュッシー「月の光」はすごく良く、最高の音を出すためにとった行動も素晴らしかったです。
ピアノ好きにはたまらないドラマですね。
3 表参道高校合唱部
(2015年)
合唱 合唱好きな転校生が廃部寸前の合唱部を盛り立て、学校全体を活気つかせるコメディな青春物語。
一部ミュージカルもあり、初々しくて小恥ずかしいところが多々ありますが、合唱ってこんなに引き込まれるものなんだなぁと改めて感心した次第です。
4 仰げば尊し
(2016年)
吹奏楽 元サックス奏者の先生が荒れた高校で吹奏楽を教え、コンクールを目指す物語。
ドラマ「スクール☆ウォーズ」や「3年B組金八先生」を思い出しますね。
あんな熱い先生は今時いないなぁ。
5 With Love
(1998年)
作曲 インターネットが普及しはじめのメールを通したネット恋愛を題材にしたドラマ。
主人公が音楽作曲家というシュチュエーションで、その中で流れるピアノ曲「Once In A Blue Moon」が非常に良かったです。
アルバム曲とは異なり、CM曲は僅かな時間の中でいかに表現する難しさ、またそれを支えてくれるスポンサーとの接し方など音楽業界の大変さを垣間見れました。
6 カルテット
(2017年)
室内楽 偶然出会った男女がカルテットを組み、共同生活を送りながら、音楽・仕事・恋愛が入り混じりながら友情を深めていく物語。
1stヴァイオリン、2ndヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽四重奏で音楽要素は少ないが、 会話のやり取りが面白く、まさに友情の四重奏ってな感じで、羨ましく思えました。
7 G線上のあなたとわたし
(2019年)
バイオリン 「大人のヴァオリン教室」で知り合った年代や状況が異なる男女3人の恋と友情の物語。
恋愛7、音楽3の割合ですが、ヴァイオン好きには良いかも。
大人の音楽教室とはどのようなもかも知れてましたね。
8 翔べ!工業高校マーチングバンド部
(2020年)
吹奏楽 初心者が多い工業高校のマーチングバンド部とその顧問が演奏会に出るまでの奮闘物語。
作業着にヘルメットという一風変わったブラスバンドの姿は、工業高校らしさが出ていて、
お笑いの要素が多々ありますが、後半はみんな協力し合ってある程度の演奏になるところは心打たれます。
実在する工業高校がモデルになっています。


<洋画>
海外の異なる文化に、音楽の感じ方の違いもあり、その広さ深さを実感できますね。
No タイトル 種類 コメント
1 ベートーベン・ウィルス
(2008年)
オーケストラ 潰れかけた市民オーケストラの再建のために癖のある天才指揮者が雇われ、 団員とのトラブルを起こしながらもオーケストラとして成長していく物語。 音楽に対する異常な熱意と予測つかないストーリー展開が、未だかつてない面白さ。 ジョン・ケージ 4分33秒の存在を初めて知った。
2 4分間のピアニスト
(2007年)
ピアノ 無実の罪で刑務所暮らしの天才ピアニストが音楽教師といっしょにコンクール目指すうちに成長していく物語。
「鍵盤を以外の場所からも音を出す」彼女の独特なピアノの弾き方には衝撃的でした。
賛否両論はあるか思いますが、あの発想は好きですね。
3 北京ヴァイオリン
(2002年)
バイオリン 質の良いヴァイオリン教育を受けさせるため中国の田舎町から親子で上京し、個人授業を受けていく上で成長していく物語。
「どんなに上手くてもコネや金がなければ認められない」という現状に目の当たりになりながらも、腐ることなく進んでいく姿が初々しかったです。
最後の決断は正しいとは言い難いが、演奏にはグッと来ましたね。
4 ミュージック・オブ・ハート
(1999年)
バイオリン 夫と別居し実家に戻ったヴァイオリニストの婦人が、臨時教師で雇われた学校で子供たちにヴァイオリンを教え、共に成長していく物語。
シングルマザーで大変なのにヴァイオリン教室も率いるエネルギッシさに羨ましく思えるほど。
1990年にアメリカのNYで設立された1つの非営利団体「オーパス118財団」創立者であるロベルタ・ガスパーリの実話です。
5 スクール・オブ・ロック
(2003年)
ロック ギター好きな中年男が小学校ので教師を演じ、ロックを通して子供達と交流を深める物語。
彼の一風変わった授業方法はありえないですが、子供の気持ちを飽きさせずに進めていくところは良かったデス。
ロック好きにはたまらない、最後に流れるエンドロールも良かったデス。
6 セッション
(2015年)
ドラム 音楽大学に入学した男性ドラマ―と鬼教師の音楽を通したバトル。
常軌を逸したレッスンではあるが、その磨き上げた技術での最後のコンサートは見応えありました。
狂気のジャズってのは初めてで、違う意味で感動しましたね。
7 キャデラック・レコード
(2009年)
ブルース 1950年にシカゴで設立されたチェス・レコードの物語。
黒人ミュージックの全盛と終焉、キャデラックは成功の証、ブルースの歴史を知る上でも良い映画です。
ビヨンセの歌声もすごかった。
8 レディ・マエストロ 〜アントニア・ブリコ
(2019年)
指揮者 女性指揮者の先駆者であるアントニア・ブリコの半生を映画にしたもの。
1926年のクラシック音楽は男性優遇の状態で、そこから活躍する苦悩の日々。
現在でも女性首席指揮者がいないのは、驚きですね。
9 レッド・バイオリン
(1998年)
バイオリン 出産で亡くなった妻の血をニスに混ぜてバイオリンに色付けされた赤いバイオリン。
その後多くの奏者に渡り、いろんあ時代を経て、最終的にはオークションで高額取引される。
楽器を通して人の思いを感じましたね。
10 25年目の弦楽四重奏
(2013年)
室内楽 弦楽四重奏団の老人が病により引退を申し出、メンバーの関係が崩れて行く人間ドラマ。
定年といものが無い音楽の世界で、自分の限界を感じて身を引いて後輩に道を譲るのは辛いこと。
また、ベートーベンOp.131に対してシューベルトの言葉は重いですね。
11 天使にラブソングを
(1992年)
合唱 命を狙われるようになった売れないクラブ女性歌手が修道院でかくまわれ、そこで成長していく物語。
歌を通して聖歌隊がゴスペル風へと変わり、盛り上がる様は明るく元気が出ますね。
ストーリーにも感動、歌でも感動デス。
12 陽のあたる教室
(1995年)
音楽家 楽曲作成の時間得るためにバンド活動をやめ、高校音楽教師になった男性。
音楽に興味のない学生にその素晴らしさ教えて共に成長していくものの、息子が聴覚を失って失意の中で音楽の素晴らしさを再認識する物語。
「成長した生徒の人生が最高のシンフォニー」という言葉で締めくくった最後のサプライズコンサートに感動しちゃいました。
13 レディマエストロ
(2018年)
音楽家 女性が指揮者になるという考えさえも否定される時代に、その夢を諦めずにもがきながらも前に進んで行く物語。
実在したアントニア・ブリコの半生を描く伝記ドラマ。
今なお女性の首席指揮者がおらずベスト50の指揮者にも女性が選ばれていない現状には音楽の自由さに反比例して寂しい気がしますね。
14 僕のピアノコンチェルト
(2006年)
ピアノ ピアノの上手で大人並みに賢い少年が周囲の期待に応えようとうする生活に嫌気がし、その後のとった行動に正直驚かされました。
このような状況に置かれた場合、大人の取る行動とは何か、考えさせられましたね。
15 マンマ・ミーア
(2008年)
ミュ―ジカル シングルマザーの母に育てられた娘が結婚式の招待状を父親と思われる男性に送り、母とトラブルにながらも最後には結ばれる愛情映画。
全世界でミュージュカル上映されたものを映画されたもので、演出やストーリーや音楽とも素晴らしいです。
特にABBAの名曲「ダンシング・クイーン」は何度聞いてもイイ。
16 それだけが僕の世界
(2018年)
ピアノ 40歳を過ぎた元プロボクサーの兄とサヴァン症候群の弟、訳あってピアノを弾くのを辞めたお嬢様の兄弟愛と友情を描いた映画。
家族関係に悩まされながらも、無心にピアノを演奏する連弾の姿はじ-んと来ました。
17 ブラック・スワン
(2010年)
バレエ 白鳥の湖で主役(プリマ・バレリーナ)に指名されるが、黒鳥をうまく演じることが出来ずに
苦悩しながらも成長する物語。 ただ、それが誤った方向に進み、結果的にはホラーっぽく仕上がっていますが・・・
そんな中でもバレエらしい美しさが表現されていて良かったです
18 ヘアスプレー
(2007年)
ミュ―ジカル ぽっちり体系の女子高生がテレビのオーデションに受かり、その語の番組で騒動起こすものの、人気者として成長して物語。
1988年の映画をブロードウェーでミュージカル化され、それを再びリメイクされたもの。
コミカルだが当時の人種差別の問題も取り上げられていて、名作だけのことはありますね。
19 アンドレア・ボチェッリ
(2019年)
歌手 世界最高峰のテノール歌手アンドレア・ボチェッリの自伝映画。
盲目のハンデを乗り越え、苦労しながらも歌手の夢を諦めない様は素晴らしいですね。
何よりも太くて低く響く声に惹かれました。
映画「甦る三大テノール 永遠の歌声」も続けて見入ってしまいました。
20 キャッツ
(2019年)
ミュージカル 歌とダンスで野良猫の世界を表現した映画でミュージカルの金字塔「キャッツ」を実写化したもの。
CGフル活用でミュージカル以上にリアルさがあり、その世界観に引き込まれました。
21 アニー
(2015年)
ミュ―ジカル 親を探し続けながらも里子として生活するアニーと市長選挙に当選するために働くIT社長との生活をミュージカルにした映画。
「トゥモロー」の歌や踊りは何度見てもいいですね、ブロードウェーの名作だけのことはありますね。
22 ボヘミアンラプソディ
(2018年)
ポップス イギリス出身のロックバンド「クィーン」の物語。
フレディ・マーキュリーの私生活まで垣間見れ、人生下降気味に成りつつあるものの、最後の「アフリカ難民救済」を目的としたライヴエイド(LIVE AID)は素晴らしいかったです。
23 ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声
(2015年)
合唱 難しい家族関係で荒れた少年が名門少年合唱団に入り、才能ある声を持ちながらその団長と衝突しつつも自身成長していく物語。
青少年男子の変声期前のソプラノの歌声は実に素晴らしく、それだけにある日突然声変わりでその能力を失い、退団させられる現状が非常に可哀そうでした。
ウィーン少年合唱団のコンサートを生で聞きたくなりましたね。
24 バガニーニ
(2014年)
バイオリン イタリアのヴァイオリニスト/ニコロ・パガニーニ(1782〜1840)の生涯を描いた作品。
ロンドン・オペラ座での公演シーンは選出もさることながら超絶技巧の演奏がうまく表現され、食い入るように見ちゃいました。
当時の情景が垣間見れて良いて、勉強になりましたね。
25 シュヴァリエ
(2022年)
バイオリン フランス出身のヴァイオリン奏者兼作曲家、ジョセフブローニュ。
黒いモーツァルトとして、その才能を発揮するものの。人種差別にあって苦労した音楽家。
冒頭のモーツアルトと対決するバイオリンの演奏は、貫禄ありましたね。

26 美女と野獣
(2017年)
ミュ―ジカル ディズニーアニメを実写化された作品たミュージカル映画。
CGフル活用でアニメや舞台以上にうまく描変えていて、引き込まれました。
27 シンデレラ
(2021年)
ミュ―ジカル おとぎ話で有名な「シンデレラ」だが、現代風アレンジされたミュージカル映画。
これはこれでまとまっていて面白かったデス。
28 マイバッハ 不屈のピアニスト
(2017年)
ピアノ 「バッハの曲を演奏すると右に出る者はいない」と称されたピアニスト/ジョアン・カルロス・マルティンスの半生を描いた映画。
事故で右指3本が曲がったままの状態になりながらも、プロの演奏家として続けて指揮者としても活躍。
普通なら心折れるところだが、その精神力に脱帽です。
29 オーケストラ・クラス
(2018年)
バイオリン 老いたバイオリニストが音楽に無関心な子供たちにバイオリンを教え、彼らの成長と共に自身再び音楽の楽しさを知る物語。
プロの音楽家が音楽の素晴らしさを教えるフランスの音楽教育プログラムを模したもの。
そんな教育方針があるなんて羨ましいですね。
30 ストリート・オーケストラ
(2016年)
バイオリン ブラジルの交響楽団のオーディションで1音も弾けずに落選したバイオオリニストが、貧民街/ファベーラの高校の弦楽部顧問を引き受け、
難しい状況の中でも音楽の楽しさを教え続け、再びオーディションに挑む物語。
貧しい環境で育つしかない子供たちの現実に教育するのは如何に難しいことか・・・それだけにラストシーンは感動しました。
31 ドラムライン
(2002年)
ドラム マーチング・ドラムを勉強するため、名門大学に入学した主人公が挫折を味わいながら成長していく青春物語。
アメリカならではの派手なアクションだけでなく、音楽技術も魅力的でマーチング・バンドとしてのパフォーマンスは迫力満点。
1度はスタジアムで生演奏を見たいものですね。
32 ザ・ダンサー
(2016年)
ダンス 1900年頃にくらいに実在した女性ダンサー/ロイ・フラーの伝記映画。
バレエダンスとはまた違い、照明技術と独創的な踊りを融合したステージショー?で、
現代から見てもインパクトありましたので、当時はさぞ衝撃的であったかと思います。
33 プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード
(2017年)
オペラ オペラの傍らでモーツァルトと男爵とソプラノ歌手の三角関係を描いた映画。
当時の劇場を忠実に再現した「ドン・ジョバンニ」や「フィガロの結婚」はそれだけで十分な見所。
舞台下の小さいスペースで、演技のタイミング見計らった指揮をし、その演奏との融合で
オペラが盛り上がっていく様は、躍動感合ってタイムスリップした感じで引き込まれましたね。
34 シーモアさんと、大人のための人生入門
(2014年)
ピアノ ピアノ教師/シーモア・バーンスタインの音楽に対する思いや生徒との向き合い方、彼の送ってきた人生などまとめたキュメント映画。
淡々と映された映像ですが、所々に意味深い言葉が垣間見れ、その中で「音楽は感情や思考の底にある心理に気付かせてくれる手段なのだ」と いう彼の哲学に思いに関心をさせられました。
35 ピアノマニア
(2009年)
ピアノ 調律師がピアニストといっしょに目指す音を求め、作り上げていく調律師のドキュメンタリ映画。
最高のクオリティを求めるプロの拘りが垣間見れ、音作りの難しさや面白さを改めて知りました。
36 アルゲリッチ 私こそ、音楽
(2012年)
ピアノ 世界的に有名なピアニストのマルタ・アルゲリッチが、母親とピアニストの両面を映し出したドキュメント映画。
各国でコンサートしていたため、子供が幼少の頃に母親らしくできなかったことへの後悔などは生々しかった。
別府でのコンサートで知られている日本にも親しみがあるピアニストですね。
37 ボリショイ・バレエ 2人のスワン
(2018年)
バレエ 裕福な家庭に育った少女と貧しい家庭に育った少女がロシアの名門ボリショイ劇場バレエの主役を目指し、切磋琢磨する映画。
思春期の難しい中でバレエの厳しい世界を生きていく大変さ、何とも言えないですね。
でも、その先にあるバレエの美しさは、格別ですね。
38 クレッシェンド 音楽の架け橋
(2022年)
オーケストラ イスラエルとパレスチナの両国の若者で作ったオーケストラが、喧嘩しながらもコンサートに一丸になっていく映画。
空港での別れのシーンは辛いものがありましたね。
ユダヤ人指揮者/ダニエル・バレンボイムと、パレスチナ人/文学者 エドワード・サイードによって1999年に設立され「ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団」がモデルになって作られた。
39 マイルス・デイヴィスクールの誕生
(2020年)
ジャズ ジャズの帝王でトランペット奏者/マイルス・デイヴィスのドキュメンタリー映画。
当時のプライベート写真がいろいろ見られ、その中の登場人物も名だたるジャズマンだからすごい。
個人的には若いころのマイルスが見れて新鮮でした。
黒人差別が色濃い時代にジャズマンとして偉業を果たすのは、並みならぬ努力の現れですね。
40 ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る
(2020年)
オーケストラ オランダのオーケストラ「ロイヤル・コンセルトヘボウ」の2013年ワールドツアーのドキュメンタリー映画。
ドイツのベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、オーストリアのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団といっしょに肩を並べ「世界三大オーケストラ」と称されている。
そんな世界最高峰の音楽家集団のツアー中の過ごし方やオフタイムの様子まで、裏側を知ることが出来て面白かった。
41 ダンシング・ベートーヴェン
(2017年)
バレエ バレエ「第九交響曲」の舞台裏をとらえたドキュメンタリー映画。
あのベートーヴェンの曲をバレエで表現する創造性にも、感心させられました。
また、体の細かな動きをほんの少し変えるだけでより優雅に表現できる振付師の存在の大きさにも驚かされました。
42 アイ・アム・ザ・ブルース
(2018年)
ブルース アメリカ南部のブルーズ・ミュージシャンを追ったドキュメンタリー映画。
黒人のキツい労働や差別などのやり場のない思いを歌にしたのがブルース。
今でも歌い継がれ、音楽の生きた歴史ですね。。
43 私は、マリア・カラス
(2018年)
歌手 オペラ歌手マリア・カラスのドキュメンタリー映画。 20世紀最高のソプラノと称されたるだけあって、すばらしい歌唱力。
そんな彼女の私生活の様子もあり、まさに光と影をみられたような。
44 ブルーノート・レコード ジャズを超えて
(2019年)
ジャズ ブルーノート・レコードの歴史/繁栄と衰退をドキュメンタリーにしたもの。
創立者/アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフがドイツから迫害を恐れてアメリカに
移住した過去やニューヨークで設立したジャズレーベルのきっかけなど本人の肉声も聴けた貴重な映像でした。
45 黙ってピアノを弾いてくれ
(2018年)
ピアノ 個性的な弾き方で、多くのファンを持つピアニストの異端児/チリー・ゴンザレスのドキュメント映画。
正統派なクラシック音楽の形式を好む人は、その音楽性にやや抵抗があって合わないかも。
「音は個性だ」と思えば、これもアリですね。
46 約束の地、メンフィス テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー
(2018年)
ブルース 20世紀の世界最大の綿花と木材の集散地メンフィス。
そこで生きた黒人のレコーディングの様子などドキュメンタリー映画。
メンバーが集まり一斉に収録する姿がとても楽しそう。
部分的なレコーディングの多い現代とは違って、音楽が生き生きしている感じがしますね。
47 ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣
(2017年)
バレエ 史上最年少の19歳で世界の最高峰、英ロイヤル・バレエ団のトップ(プリンシパル)に上り詰めた天才の栄光と挫折を描いたドキュメンタリー映画。
若さゆえの苦悩や過ちもありますが、踊りはやはり素晴らしいかったデス。 来日もあるので一度見てみたいなぁ。
48 すばらしき映画音楽たち
(2017年)
オーケストラ 映画を作成する上で大事な音楽作りの現場にスポットを当てたドキュメンタリー映画。
映像に音楽を入れることで感情が吹き込まれたような感じがして、興味深々になって観ました。
映画音楽の歴史は、無声映画から始まり、オルガン、オーケストラの導入と脱却、現代のスタジオ録音につながる。
49 ラフマニノフ ある愛の調べ
(2008年)
ポップス ピアニスト/ラフマニノフの伝記ドラマ。
ロシア貴族の家庭で育ち、デンマークを経て40代で渡米し、コンサートピアニストとして成功するものの
多忙な日々でやりたい作曲活動もままらない、苦悩の人生。
彼の「ピアノ協奏曲第2番」が好きで惹かれて観ましたが、ラフマニノフの2m近くの長身が薄れていたのが少し残念。
50 はじまりはヒップ・ホップ
(2014年)
ポップス ニュージーランドの平均年齢83歳のダンス・グループが、年に負けず練習しながらラスベガスで行われる世界最大のヒップホップダンス選手権へ出場するドキュメント映画。
「日本の老人ホームでも取り入れたらといいのでは?」と思いましたが、風土や文化の違うから難しいのかなぁ。
何歳になっても夢をあきらめない姿にイイですね。
51 カーマイン・ストリート・ギター
(2018年)
ギター ニューヨークの建物の廃材を使ってギターを作るギター職人のリック・ケリーのドキュメンタリー映画。
そんなギターでも音はキレイで、こだわり強い職人に多くの客が付くのも頷けますね。
今でいうSDGsですね。
52 アンコール
(2012年)
合唱 体の悪い老婆の代わりにりに合唱団に参加した不器量な初老の男が、音楽を通して人生を見つめ直す物語。
年をとった頑固爺さんでも変われるというところがイイですね。
年配のロック風合唱もユニークで面白かったデス。
53 天使にショパンの歌声を
(2015年)
ピアノ 音楽の寄宿女学校の生徒が教師と共に学校存続のために音楽で乗り切ろうとする物語。
異端児のピアニストと衝突しながらも、学校としてまとまって行く様が見所。
ショパンの別れの曲に歌詞を付けたり、クラシックをジャズ風にアレンジしたりは良かったデス。
54 グリーンブック
(2018年)
ピアノ 人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、黒人ジャズピアニストと白人運転手がピアノ演奏の旅を通して友情を深めていく物語。
当時のピアニストの苦悩が伺える実話を元にした映画。
55 オペラ座の怪人
(2005年)
オペラ 舞台「オペラ座の怪人」を映画化したもの。
パリ/オペラ座の地下に潜む牢人が、お気に入りの新人歌手を教えつつ、ベテラン歌手を負傷させていく
所々のシーンに迫力あって、魅了されましたね。
56 楽聖ショパン
(1945年)
ピアノ ピアニスト/ショパンの生涯を描いた映画、リストとの共演シーンは良かったですね。
俳優が病弱そうでないのが、残念でしたが、当時の演奏風景を観ながら名曲が聴けて良かったです。
57 マーラー 君に捧げるアダージョ
(2010年)
作曲家 指揮者&作曲家グスタフ・マーラーとその妻アルマの伝記映画。
苦悩しながらも交響曲を作成する様子やそれを支える妻の大変さなど、音楽家の大変さが伺えることが出来ました。
58 ラ・ラ・ランド
(2016年)
ミュ―ジカル 夢をかなえるため大都会に進出する男女、恋愛が交差する中で成長していく物語。
冒頭の渋滞した高速道路で踊るシーンで、最初から引き付けられましたね。
59 ハーモニー 心をつなぐ歌
(2010年)
合唱 女子刑務所内で合唱団を作り、差別受けて心折れながらも、音楽を通して心の成長を描いた映画。
クラマックスでの現実を突きつけられるシーンはやや辛いものがありましたね。
60 クラーク・シスターズ
(2018年)
合唱 有名な5人姉妹のゴスペルグループ「ザ・クラーク・シスターズ」の伝記映画。
素晴らしい歌唱力も、音楽性の違いで教会に受け入れらないところは、そういった時代だったと感じさせられました。
最後に本物のクラーク・シスターズによる演出は、ナイスな構成でしたね。
61 バード
(1989年)
ジャズ ジャズサックス奏者/チャーリー・パーカーの生涯を描いた伝記映画。
バードは彼の愛称、ニューヨーク の有名なジャズクラブ/バードランドもここから来ている。
モダンジャズの先駆けビバップ時代を牽引した男。
62 パリに見出されたピアニスト
(2019年)
ピアノ ピアノの才能ありながら夢を持たない不良青年と、その才能に惚れた音楽大学教授とがコンクールに向けて励む物語。
多少無理のある設定でしたが、ラフマリノフの演奏は良かった。
あのようにピアノが弾けたらなぁと思う次第です。
63 ヨーヨー・マと旅するシルクロード
(2015年)
チェロ チェロ奏者/ヨーヨー・マが、シルクロードを旅しながら異国の楽器とセッションするドキメンタリー映画。
音楽を通して新しい文化と接するのは面白い。
自分もこのような旅ができたらいいなぁと思い次第でした。
64 閃光少女
(2018年)
伝統音楽 中国民族音楽を学ぶ少女が、オタクな学生と奮闘していく青春音楽ドラマ。
日本文化がうまく反映され、笑いどころもおさえてあって、音楽というよりもコメディとして受けいれられました。
日本の古典音楽を少し興味を湧きましたね。
65 海の上のピアニスト
(1999年)
ピアノ 船内で生まれた子がホールにあったピアノを聞いて音楽性を磨き、天才ピアニストとして成長する物語。
船窓から甲板を歩く少女を見つめながらのしっとりした演奏は、切なく実に良かったデス。
でも、最後のシーンはちょっと無理があるかなぁ。
66 ブルーに生まれついて
(2016年)
ジャズ ジャズトランペット奏者でジャズボーカリストの偉人/チェット・ベイカーの伝記映画。
50年代は主に黒人がジャズ音楽を掌握していたため、白人の彼にとっては肩身が狭く苦労が絶えない。
更にケガをして挫折しながら、最後には再びステージに立つ姿はすごいですね。
67 ハートビート
(2016年)
バイオリン
ダンス
バレエダンサ―とバイオリニストがトラブルに巻き込まれながらも、夢を諦めずに成長していく物語。
ストリートダンス、バイオリン、バレエによる融合/演出は斬新で面白かったです。
エンターテイメント性が強かったですね。
68 モーツアルト インザ ジャングル
(2015年)
オーケストラ 伝統ある交響楽団に若い指揮者が招かれ、奇想天外な行動に楽団員及び関係者が振り回されながらも、新しい音楽を作っていく物語。
オーケストラの舞台裏をコメディっぽく垣間見れて、楽しかったです。
69 サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜
(2020年)
ドラム メタルバンドのドラマーに難聴が襲って落ち込むが、いろんな手助けもあり再起する映画。
難聴がどのようなものか疑似体験したような感覚でした。
音楽家が音を失うとかなり精神的に来ます、そんな状態でベート―ベンはよく作曲したなぁとふと思いました。
70 路上のソリスト
(2009年)
チェロ 記者と浮浪者の偶然の出会いから、音楽を通して友好を深めていく物語。
チェロの才能はあるものの精神病?が原因で開かれたと思われる道も結局は自分で閉ざしてしまう現実。
難しい問題ではあるが、音楽が心の支えと言う点は分かるような気がします。
71 ラウンド・ミッドナイト
(2009年)
ジャズ ビバップ時代のジャズピアニスト/バド・パウエルとその友人との友情を映画化したもの。
「ピアノのチャーリー・パーカー」とも呼ばれるほど演奏技術が高く、でも映画ではでデザイナーのサックス奏者に置き換えているが。
フランス/ブルーノートが当時の様子も見られてジャズ好きにはイイかも。
72 命をつなぐバイオリン
(2015年)
バイオリン 戦争で母国が侵略されながらも、バイオリン演奏で生き残りをかけた子供たちのドラマ。
タイトル通りの内容で、かなり気持ちが重くなる映画ですね。
音楽が支えになっていたのは確かですが。
73 ブランカとギター弾き
(2015年)
ギター スラムに暮らす身寄りのない少女が盲目の老人ギターリストを出会い、音楽やりながら都市部に進出し、そこで揉まれながらも成長していく物語。
貧しいながらも純粋な心を捨てず、努力する健気さが切なかったデス。
最後のシーンは感動しましたが、彼女のためにはならないのでは?と思った終わり方でした。
74 バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち
(2013年)
合唱 抜群のリズム感と素晴らしい歌唱力がありながらも評価されず、ソロシンガーに歌い方を合わせ盛り立てるバックコーラスの苦悩を描いた物語。
実力ありながらも評価されないというのは、誰もがツラいですね。
スティングとのコーラスは必見です。
75 フォーエバー・ブルース
(2013年)
ブルース トランペット奏者と父親から虐待を受けて会話が苦手な少年の友情物語。
ジャズ好きにはイマイチと思われるかもしれない内容ですが、音楽が支えとなった少年の成長した姿はある意味でイイですね。
76 はじまりのうた
(2013年)
歌手 失恋して落ちこんでいた女性シンガーが、音楽プロデューサーの男性との出会い、音楽活動をしてメジャーを目指す物語。
会社とは契約を結ばす、1ドルでネット配信した判断は、素晴らしかった。
77 ノクターン
(2020年)
ピアノ ピアニストを目指す姉妹だが、姉の才能に嫉妬し、魂を悪魔に売るホラー映画。
人間誰しも起こりうる内容だが、とりわけ音楽の世界は分かるような気がする。
終わりのない厳しい練習と孤独の戦いにどう向き合わか。
78 マイルス・デイヴィス 空白の5年間
(2016年)
ジャズ ジャズの帝王/マイルス・デイビスの成功の裏側/苦悩を描いた映画。
評価は分かれるが、復活を描いた最後の演奏は良かったです。
79 シャイン
(1995年)
ピアノ 実在する天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットのお話。
音楽学校の発表会では、父親から幼いころから薦められていたラフマニノフを演奏するが、過酷な練習がたたり演奏は大成功に終わるが、演奏後に倒れ精神を病んでしまう。
その後の波乱万丈の人生、何だが寂しくなる映画でした。
80 マイ・フーリッシュ・ハート
(2019年)
ジャズ 伝説のジャズトランペッターでボーカルのチェット・ベイカーが転落死した謎を追った映画。
マイルスデイビスもそうですが、この手の奏者は何かとドラックで命を縮めることが多く、何だか勿体ない気がします。
それだけ音楽を突き付けていくと追いつめられて孤独になり、その結果なのでしょうか?
81 バーズ・オブ・パラダイス
(2021年)
バレエ パリのオペラ座バレエ団に入るために切磋琢磨するふたりの少女。
バレエ映画によくあるストーリーだが、踊る姿はどれもキレイで見応えあった。
寂しさが残る結末でしたね。
82 風の前奏曲
(2005年)
伝統音楽 タイの木琴楽器/ラナートを奏でる青年が音楽を通して成長する物語。
日本とは異なる木琴楽器から放たれる音色は優雅で魅力的でした。
83 エア・ドラム!世界イチせつないロックンローラー
(2008年)
ドラム 冴えないオタクが周りから認められず苦労しながらも、エア・ドラムの大会で優勝する映画。
全力で演じる姿は面白い。
ドラムは叩けないけども「僕がドラムだ」の最後の言葉が最高です。
84 剣の舞 我が心の旋律
(2020年)
作曲家 運動会でよく流れる曲「剣の舞」、作曲者/アラム・ハチャトゥリアンがその曲を仕上げるエピソード。
第2次世界大戦中のソ連時代、音楽家の大変さが伺える映画でした。
85 サウンド・オブ・ノイズ
(2013年)
音楽家 身の周りの生活音で音を奏でるパフォーマンス集団だが、エスカレートしていき、警察に追われるドタバタ映画。
ノイズを音楽としてとらえる発想は面白いが、好き嫌いが分かれますね。


<白黒洋画>
昔の白黒映画でありながら、見どころ満載。まるで資料映像みたいですね。
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1 ニューオリンズ
(19477年)
ジャズ アメリカの南部ニューオリンズを舞台に黒人差別に屈することなくジャズに邁進した姿を描いた映画。
伝説のジャズマンであるルイ・アームストロングやビリー・ホリデイが演じているから驚きです。
当時の音楽スタイルも垣間見れ、ジャズ好きにはたまらないかも。。
2 スイング・ホテル
(1942年)
ミュ―ジカル 祝日しかオープンしないホテル「ホリデイ・イン」をめぐる恋愛ミュ―ジカル映画。
名曲「ホワイト・クリスマス」が生まれたきっかけにもなった。
ショウ自体もいろんなバリエーションがあって、当時の演出方法も知れて勉強になりました。
3 愛の調べ
(1949年)
音楽家 クラシックの巨匠シューマンとそのピアニストで婦人クララ夫婦の伝記を映画化したもの。
アルトゥール・ルービンシュタインが演奏まで収録されているのが驚きです。
当時のオペラの演出方法から舞台裏まで見られ、まさに資料映像です。
4 オーケストラの少女
(1937年)
オーケストラ 失業したトロンボーン奏者の父を思う娘がオーケストラを結成し、当時有名な指揮者ストコフスキーに
タクトをお願いするというコメディ映画。
主役のディアナ・ダービンは歌がメチャうまい、指揮者役もレオポルド・ストコフスキー本人、フィラデルフィア管弦楽団に
よる実演と非常に贅沢な映画。
5 グレン・ミラー物語
(1954年)
ジャズ ジャズミュージシャン/グレン・ミラーの半生を映画化したもの。
「ムーンライト・セレナーデ」は胸に響きますねぇ〜。
彼の名曲の数々を楽しめるばかりでなく、ルイ・アームストロング本人が出演してるところがすごい。
6 カーネギー・ホール
(1946年)
ジャズ 鍵盤の王者/ピアニスト/ルービンシュタインやヴァイオリニストの王/ハイフェッツが出演している映画はそれだけで価値がある。
当時の勝戦国アメリカのカーネギーホールの雰囲気も味わえることが出来、歴史的価値がありますね。