浜松市楽器博物館 見学

「世界の楽器を偏りなく同じ目線で平等に展示する」というコンセプトのもと、世界中から集めた古典・伝統楽器数々を展示している浜松市楽器博物館。
その中でピアノの歴史とそれに伴う数多くの楽器の展示は日本一かなぁ。
音楽家のより良い音を求める探求心で改良を重ねて、現代のピアノに至る過程には非常に勉強になりました。
何よりも一部のピアノは実際に触れて弾けることが出来るため、バッハやモーッアルトも聴いていた当時の音を聴きとることができて感激です。
音楽ってやっぱ面白い!

@ピアノの祖先にあたる「ダルシマー」。
木箱の中に弦を張り、木の棒で叩いて音を鳴らす。

@鳥の羽軸を小さな爪にして弦をはじいて音を出す「チェンバロ」。
16〜18世紀のルネサンス、バロック時代で装飾もキレイ。

@弦をハンマーで叩いて音を出し、また音の強弱も可能となった「ピアノ」。
「強弱と強音が出る大きなチェンバロ」という意味で「グラーヴェチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」と名付けられた。
これがピアノの正式名称になる、長いねぇ。

@その後のピアノの鍵盤数の増加。
・クリストフォリ(1720年 フィレンツェ 54鍵)。
・ツンペ(1770年 ロンドン 58鍵)。
・ブロードウッド(1802年 ロンドン 68鍵)。
・シュトライヒャ―(1815年頃 ウィーン 73鍵)。
・I.J.ブレイエル(1830年頃 パリ 78鍵)。
・スタインウェイ(1911年 ハンブルク 88鍵)(現代ピアノの音域)。
・ベーゼンドルファー(1910年頃 ウィーン 92鍵)。

@アクション形式も変わっていった。
「ウィーン式アクション」→「イギリス式アクション」→「フランス式アクション」→「現代式アクション」と変わっていった。


ピアノの祖先にあたる「ダルシマー」。
木箱の中に弦を張り、木の棒で叩いて音を鳴らす。

16〜18世紀のルネサンス、バロック時代で装飾もキレイな「チェンバロ」。

「チェンバロ」の構造:鳥の羽軸を小さな爪にして弦をはじいて音を出す。

白鍵盤は象牙が使われていたためコスト削減理由で、鍵盤の色が現代ピアノとは逆になっている「チェンバロ」。

バッハが愛用した「クラヴィコード」、金属片を突き上げ打弦して音を出す。

クリストフォリが製作したピアノ(1720年 フィレンツェ 54鍵)。
「強弱と強音が出る大きなチェンバロ」という意味で「グラーヴェチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」と名付けられた。
これがピアノの正式名称になる、長いねぇ。

初期ピアノの構造で、弦をハンマーで叩いて音を出し、また音の強弱が可能となった。

ピアノの歴史、徐々に鍵盤数が増えていった。

ペダルが5本あるピアノ「リラ」。

これを演奏できる当時の人ってすごいねぇ。

グランドピアノのフレームをそのまま縦にしたピアノ。

収納スペース付きの「キャビネット・ピアノ」、別名棚ピアノ。


日本初のリードオルガン

当時の新聞の様子

1934年にハモンドによって発明された世界初の電子オルガンの家庭用のもの。デカいよ。

1976年にローランドから発売された世界初の大型アナログシステムシンセサイザー「SYSTEM-700」、265万円と高価だよ。